学習院女子中学・高等学校の偏差値・倍率・難易度・進学実績・学費を解説
学習院女子中・高等学校は東京都に位置する学習院大学の附属校で、毎年卒業生の多くは学習院大学または学習院女子大学へと進学していきます。
一般生を対象とした入試の他にも帰国子女を対象にした入試も別で設けられています。
この記事では学習院女子の偏差値・学費・合格実績など入試に関する情報をご紹介していきます。
生徒からの口コミ・評判も掲載してあるため、実際の雰囲気を少しでも感じ取ることができます。
■まとめ
【学習院女子中・高等科】とは
学習院女子中・高等科の基本情報
学習院女子では学習の進度よりも学ぶ過程を大切にした学習指導を行っており、実験や実践の場を多く導入しています。
こうすることで生徒の理解力が高まり、すぐに忘れることのないより深い学びとなるのです。
また生活の面では正直さと思いやりを意識した指導を行い、自分に正直に、また他者を思いやることのできる能力を教えていきます。
学習院女子中・高等科の基本情報 | |
---|---|
創立年 | 1885年 |
基本方針 | その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身に着ける |
アクセス | 〒162-8656東京都新宿区戸山3丁目20−1 |
中等科の主な教科の特色
国語
国語の授業では現代国語、読書、古文、そして表現の4つの分野を学習します。
著名な文学作品に触れ、読解力を高める現代国語の授業を受け、また古文は早い段階から触れ慣れ親しんでいきます。
表現の授業では手紙の書きかたや効果的なスピーチの発表の仕方・表現等に関する能力を磨いていきます。
数学
週に4時間ある数学の時間の内、半分の2時間は計算や関数などの代数の勉強をしていきます。
代数の授業では演習問題を多く取り入れ、解き方を学んでいきます。
残りの2時間では幾何の学習を行います。
図形を描いたり模型を作成するなどして実際のイメージを膨らませ図形的な思考を鍛えていきます。
またクラスを半分に分けた少人数制の授業で生徒一人一人に行き届いた指導が可能です。
英語
英語の授業は海外在住歴や英語学習歴等に基づき、帰国生、既習者、そして初習者の3つのクラスに分け行われます。
既習者、初習者のクラスでは文法とコミュニケーション能力に重点を置いた授業が展開され、生徒は自分の考えを英語で表現できる力を身に着けていきます。
また帰国生のクラスでは週5時間の英語の授業のうち、3時間を外国人講師と、残りの2時間を日本人講師と学び、英語力の維持と向上を目指します。
社会
社会の授業では中1と中2は地理と歴史を週に2時間ずつ、合計4時間学習し、中3時は公民を週に4時間学びます。
教科書上の学びのみでなく実物の資料やレプリカを用いて本物に触れる機会を多く設けています。
またレポートの作成やグループでの研究発表を通して主体的に学んでいく姿勢を身に着けます。
理科
理科の授業は第一分野と第二分野に分かれており週に3時間ある理科の授業の内、1時間を第一分野に、残りの2時間を第二分野に割り当てます。
第一分野、第二分野共に専門の教員が指導します。
どちらの分野も実験や観察が多く導入されており、またその後にはレポートの作成が課されるので感じたことや学んだことを忘れることなく、より深い学びの習得が可能です。
✔︎新宿区に校舎がある
✔︎中高一貫高
✔︎外人講師による英語指導
【学習院女子中・高等科】学費について
学習院女子中・高等科の学校納付金
中・高等科で料金が統一されています。
項目 | 金額 |
---|---|
入学金 | 300,000円(税込) |
授業料 | 658,000円(税込) |
維持費 | 272,000円(税込) |
父母会費等 | 13,000円(税込) |
【学習院女子中・高等科】偏差値・入試情報は?
【学習院女子中・高等科】の偏差値
偏差値 | 53-61 |
---|---|
順位(東京都内) | 39位/734 |
順位(全国) | 105位/2,237 |
学習院女子の偏差値は53-61と少し高めです。
また順位も東京都内では上から39番目、全国的に見ると100番あたりとなっていますね。
※高等科は内部からの募集しか行っていないため偏差値は算出できません。
【学習院女子中・高等科】の入試情報
一般入生試 | 帰国生入試 | ||
---|---|---|---|
日程 | A日程 | B日程 | 当日のみ |
入試日程 | 2023年2月1日(水) | 2023年2月3日(金) | 2023年1月21日(土) |
募集人数 | 約90名 | 約40名 | 約15名 |
受験料 | 単日:30,000円(税込)両日:60,000円(税込) | 30,000円(税込) | |
科目 | 国語・算数・理科・社会 | 作文・国語・算数 |
学習院女子中では一般生入試と帰国生を対象とした帰国生入試が用意されています。
また一般生に向けての入試はA日程とB日程、2つありますが受験科目に関しては両日程とも同じです。
【学習院女子中・高等科】の評判・口コミは?
中学校についての評判・口コミ
部活について
私が所属している部はかなり上下関係は厳しいですが楽しめます。
でも他の子に聞くとバド部なのにラケットを握らせてもらえないなど、運動部の子は部活が楽しくないと感じている子が多いです。
学校の雰囲気について
図書室は大きく、プールも室内で一年を通して利用可能です。
とても設備は恵まれています。
学校の施設は広く、学習環境が揃っていると言えます。
一方で部活動に関しては一部の部活では中々上下関係が厳しいなどといった口コミも見られます。
高等学校についての評判・口コミ
学習環境について
図書館はとても広いです。
敷地は驚くほど広く、文化祭などでは活用されています
進学実績について
付属校という安心感があります。
本人が外部受験を希望するならそれも可能であるのが魅力的です。
じっくり自分の将来を考えられるような気がします。
広い図書館と学校の敷地が人気で、イベントなども催されています。
また学習院大学の附属学校なので本人の希望次第で内部進学という選択肢もありますし、外部の大学を受験という選択肢を選ぶこともできます。
✔︎部活動は厳しい指導
✔︎設備は充実
✔︎一貫高ならではの安心感
【学習院女子中・高等科】の合格実績(2022年度)
学習院大学への進学実績
大学 | 学部 | 人数 |
---|---|---|
学習院大学 | 法学部 | 24名 |
経済学部 | 30名 | |
文学部 | 20名 | |
理学部 | 8名 | |
国際社会学部 | 23名 |
2022年度は学習院女子大学へ進学した生徒はおらず、内部進学の生徒はみな学習院大学へと進学しました。
その学部は文系学部から理系学部まで様々で、生徒の興味関心の広さが伺えます。
他大学への進学実績
大学名 | 人数 |
---|---|
筑波大学 | 1名 |
東京外国語学部 | 3名 |
東北大学 | 1名 |
慶応義塾大学 | 21名 |
上智大学 | 20名 |
早稲田大学 | 22名 |
中央大学 | 19名 |
超難関大学と言われる国立大学、そして私立大学ともに合格者を輩出しています。
内部進学のみでなく、自分の興味関心と一致する外部の大学への受験も可能なのが付属校の魅力の一つですね。
✔︎内部進学が多い
✔︎東京大学も輩出
✔︎最難関レベル大学多数
【学習院女子中・高等科】合格におすすめの塾
【中学受験対策】個別教室のトライ
個別教室のトライの基本情報 | |
---|---|
対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形式 | 個別指導 |
展開地域 | 全国各地に600校以上 |
厳選された講師陣による指導
個別教室のトライの講師陣は学力試験と面接を経て選び抜かれた人ばかりです。
教室長が直接候補者と会って面接をし、生徒の学習意欲を高めるのにふさわしい人材かを確かめます。
学力はもちろんのこと、人柄まできちんと確かめた上での採用なので講師のクオリティには信頼が持てますね。
また採用後にも徹底したトレーニングを受けるなど、生徒の学習をサポートできる講師の育成に励んでいます。
効率的なトライ独自の学習法
個別教室のトライでは120万人以上に及ぶ生徒へ指導してきた経験から最も効率よく学べる学習法を提案しています。
その一つがダイアログ学習法と呼ばれる授業スタイルで、生徒は講師から習ったことを今度は逆に自分の言葉で講師に説明します。
こうすることで講師は本当に学習内容が身についているのかを確認することができますし、生徒も学習の理解をより深められるのです。
✔選び抜かれた質の高い講師陣
✔過去の指導経験から生み出された独自トライ式学習法
✔学習の理解を深めるダイアログ学習法
まとめ
学習院女子中学・高等学校は学習院大学に付属する中高一貫校で、附属学校とあって学習院大学へと内部進学する生徒も多くいます。
少人数制の授業スタイルで丁寧な指導が行き届いているのが特徴的でまた、実践を導入した学習機会も多く設けられています。
学校施設は敷地が広かったり、大きな図書館が備えられていたりと学習環境も揃っていると言えるでしょう。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「学習院女子中・高等科」に関してよくある質問を集めました。
学習院女子中・高等科の学費はいくら?
学習院女子中・高等科の学費は、中学・高等科ともに入学金が300,000円、授業料が年658,000円で統一されています。その他に、維持費が年272,000円、父母会費等で13,000円が必要です。
学習院女子中・高等科の偏差値や入試情報は?
学習院女子中・高等科の偏差値は、高等科は内部からの募集しか行っていないため中等科のみしか算出されず、53-61となっています。試験の方式によって難易度が異なります。また、受験科目は国語・算数・理科・社会または作文・国語・算数の2つに分かれています。
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