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更新日 2024.4.9

監修記事|【最新版】早稲田大学世界史の問題傾向や勉強法・対策について

早稲田大学の世界史をどのように勉強したらよいのか困っている人も多いでしょう。

ここでは早稲田大学入試で出題される世界史の出題傾向や勉強法、オススメの参考書などをご紹介します。

早稲田大学を世界史で受験する予定の人は、これを読んで早稲田大学の世界史攻略の参考にしてください。

早稲田大学・世界史の全体の入試出題傾向

  

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最初に、早稲田大学で出題される世界史の全学部共通した入試出題傾向をご紹介します。

まず全学部共通した入試出題傾向を把握してから、志望学部特有の傾向を押さえましょう。

早稲田大学の世界史は、さまざまな時代や分野や地域から出題されるため出題範囲が広く勉強しにくいです。

地域は、西ヨーロッパと中国史を中心に出題されますが東南アジアやアフリカ、北アメリカなど多岐に渡ります。

また、古代~近代だけではなく現代史に至るまで幅広く出題されるため、全ての時代をしっかりと勉強しなくてはいけません。

どの学部もマークシート形式で解答する問題が多く出題されていますが、単純に語句を選ぶ問題よりも正誤問題が多く出題されています

正誤問題は、単語だけではなく年代や因果関係などの正確な知識が問われているので、他大学と比較して難易度が高くなっています。。

複数の選択肢を選ばせる問題では、消去法などのテクニックが使えないため正確な知識が必要です

早稲田大学では、他の大学に比べると現代史が多く出題されます

時事問題も含まれている現代史は、他の大学の入試では出題されることが少ないため、勉強を疎かにしている人が多いです。

年度によって現代史の出題量は変わりますが、少し勉強しただけで正解できる問題も出題されるため、現代史を勉強していないとかなり不利に働くこともあります

現代史をまとめた参考書を使って勉強するだけではなく、普段からニュースや新聞を読むことを心掛けて、世界で起こっていることを知っておきましょう。

★さまざまな時代や地域、分野から出題されるため出題範囲が広い

★正誤判定問題は、細かい知識まで正確に覚えておくことが必要

★現代史が多く出題されるため、世界で起きていることを知っておくことが大切

早稲田大学・世界史の学部別入試出題傾向

  

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各学部の解答形式と問題形式を表にまとめてご紹介します。

試験時間は全学部60分ですが、100文字を超える論述問題がある政治経済学部と法学部は時間配分に注意が必要です。

学部名 解答形式 問題形式
政治経済学部 マーク式、記述式、論述形式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列、論述問題(150文字前後)
法学部 マーク式、論述形式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列、論述問題(250~300文字)
文化構想学部 マーク式、記述式 空欄補充、正誤判定、一問一答
文学部 マーク式、記述式、論述形式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列、論述問題(100文字前後)
教育学部 マーク式、記述式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列
商学部 マーク式、記述式、論述形式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列、論述問題(100文字以内)
社会科学部 マーク式 正誤判定、一問一答、配列
人間科学部 マーク式 空欄補充、正誤判定、一問一答、配列
国際教養学部 マーク式、記述式 空欄補充、正誤判定、一問一答

ここでは、学部別の出題傾向をご紹介します。

各学部でそれぞれ特徴があるので、志望学部の出題傾向を押さえて、勉強に役立ててください。

毎年140~160文字の論述問題が1問、年度によってはさらに50字程度の論述問題が出題されています。

地図の知識が必要な問題や史料問題、現代史が毎年出題されているので対策が必要です。

出題される地域、分野、時代は年度によって偏りがあることがありますが、万遍なく出題される傾向があります。

論述問題以外は全てマークシート形式です。

論述問題は、与えられた語句を使い250~300文字で説明するタイプの問題が毎年最後に出題されています

マークシート形式の問題は、正誤判定問題が多く、正確な知識が問われます。

地域、時代ともに万遍なく出題される年度が多いですが、現代史が大問で出題される年度があるので注意が必要です。

マークシート形式の問題は、正誤判定問題、一問一答、空欄補充です。

毎年、地図を用いた問題と文化史が、それぞれ大問で出題されています

世界史の問題では珍しい、思考力を問われる問題が出題されることがあるので注意してください。

地域と時代は万遍なく出題されていますが、他の学部に比べると文化史の問題が多く出題されています

論述問題は、30~120字で解答する問題ですが、年度によっては書きにくい問題が出題されるので、油断できません。

図版問題は、教科書や史料集には掲載されていないものが出題されることが多いです。

教育学部は、他の学部に比べるとやや難度が低く、それほど細かい知識を問われる問題は少ないです。

西洋史と東洋史が2問ずつ出題されることが多く、中国史は頻出です。

古代~現代までバランスよく出題される年度が多いですが、近現代からの出題が非常に多い年度もあります

毎年、最後の大問が空欄補充の語句記述問題と100文字の論述問題が出題されています。

論述問題は、時事問題的なテーマを扱った問題が出題されることもあり、年度によって難度差が大きいです。

地域、時代、分野ともにバランスの取れた問題が出題されています。

全問マークシート形式で、正誤判定問題が多く出題されています

選択肢を2つ選ばせる問題があり、正確な知識が必要となります。

また配列問題が出題されるため、正確に年号を暗記しておく必要があります。

地域、時代、分野ともにバランスよく出題されていますが、現代史が大問で出題される年度があります。

全問マークシート形式で、空欄補充と正誤判定問題が多く出題されています。

正誤判定問題は難度の高い問題がいくつかありますが、標準的な問題が多いです。

中国史が頻出で、大問で複数問出題される年度もあります

現代史の出題が多く、年号まで含めた正確な知識が問われています。

国際教養学部は、英文史料を扱った問題が出題されるのが特徴です。

西洋史からの出題が比較的多く、年度によっては半数を大きく超えることもあります。

また、現代の国際問題が大問で出題されることがあることも、国際教養学部の特徴です。

★マーク式の解答形式と空欄補充の問題形式は頻出

★どの学部の問題も独自の特徴がある

早稲田大学の世界史の対策と勉強法

  

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早稲田大学の入試では、教科書には記載されていないような細かい知識が問われる問題も出題されます。

しかし、細かい知識まで暗記しようとして勉強をしても、勉強時間に対して期待するほどの得点アップは難しいです。

早稲田大学の世界史の勉強は、合格点を取ることを目標にして、割り切った勉強をすることをオススメします。

合否に関係するのは、少数しか解答できない難問を正解できることではなく、標準的な問題を取りこぼさずに正解できるかにかかっています。

世界史の勉強は、通史の理解から始めます。

通史を勉強するときには、細かい事柄を覚えずに全体の流れを意識して覚えましょう

通史の勉強は、教科書を使うことをオススメしますが、使いにくい人は「世界史B講義の実況中継」など理解しやすいと思う参考書を使用してもよいでしょう。

細かい事柄を覚えることに気を取られると、目的がぼやけてしまう可能性があります。

通史の理解は、遅くとも高校3年生の春には始めて、夏休み前には終わらせましょう

夏休みにまだ通史の勉強をしているようでは、他の科目も勉強しなければいけないことを考えると、受験までに間に合わない可能性が高くなってしまいます。

通史の理解が終わったら、細かい事柄の暗記に取り掛かりましょう。

記述式問題が出題される学部を志望している人は、正確に暗記しなくてはいけません。

最初から細かいことまで暗記していると、1周するまでに時間がかかってしまい、最初の方に暗記したことを完全に忘れてしまうからです。

史料問題対策は、教科書に掲載されている史料や史料集を使うのがオススメです。

よく問われる都市の位置などは地図上で分かるようにしておかなくてはいけません。

史料の勉強も一問一答のように、基本事項の暗記から始めて、少しずつ細かいことを暗記するようにしましょう

あまり見かけない史料の勉強を始め出すときりがないので、他には史料問題集や過去に出題された史料を見るだけで良いでしょう。

世界史の勉強は基本的に、暗記と復習の繰り返しです。特に復習を繰り返すことが最も大切です。

完全に忘れてから復習すると、もう一度暗記しなおさなければいけません。

復習する時期は個人で異なりますが、覚えにくいことは数時間後や翌日、覚えやすいことは1週間後など各自で設定してください。

また、復習を効率的に行い、時間を出来るだけ短縮するために、1回目に暗記をするときから復習することを考えてチェックを入れておくと良いでしょう。

覚えにくいからこまめに復習しないといけないことや確認のために1週間後に復習することや聞いたことがあるため忘れない可能性が高いから1ヶ月後に復習すれば十分なことなど3段階ぐらいでチェックしておくと、効率が良いだけではなく直前の見直しにも便利です。

過去問は、出題傾向や時間配分を掴むだけではなく、苦手分野の把握にも使えます。

世界史の受験勉強を始める前に軽く目を通して、大きな出題傾向だけでも把握してから受験勉強を始めるとよいでしょう。

時間に余裕のある人は、他の受験生に差をつけられないように志望学部以外の過去問も解いておくことをオススメします。

大部分の人が正解できないような難問を解けるようになるまで、細かい知識を身につける必要はありません。

★全体の流れを意識して覚えることが重要

★過去問や一問一答を活用することがおすすめ

★忘れる前にしっかり復習する事が大切

早稲田大学の世界史のオススメ参考書

  

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ここでは、早稲田大学の世界史の勉強にオススメの参考書をご紹介します。

どれも優れた参考書なので、ぜひ参考にしてください。

教科書と史料集は受験勉強の基本といえるものです。

通史や論述の勉強にオススメです

全体の流れを把握することから始めて、徐々に注釈なども読み込んでいきましょう。

教科書と史料集を完璧に押さえられれば、早稲田大学入試の世界史で合格点は取れるようになります。

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学校で使っている教科書と史料集が使いにくい人にオススメなのが、この2冊!

実況中継は、通史の理解には適している参考書です。

4冊読まなければいけませんが、文字が大きく1冊を読むのにそれほど時間はかかりません。

ニューステージ世界史詳覧は、掲載史料が多いため全てを読み込むことは難しいでしょう。

しかし、世界史の勉強をするときに後述する用語集とともにいつも持っておいた方が良い史料集です。

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一問一答の勉強にオススメの問題集は、世界史B一問一答です。

山川出版の教科書を使っている学校が多いため、使いやすいこともオススメのポイントです。

この問題集を暗記すれば、十分な知識を身につけることができます

分からない語句が出てきたら、世界史用語集を使って調べましょう。

一問一答とリンクしているので、便利です。

一問一答は、受験当日まで何度も繰り返し復習することになるので、覚えにくい語句などをチェックしながら使いましょう

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論述問題が出題される政治経済学部、法学部、文学部、商学部志望者にオススメの問題集です。

制限文字数が少ない順に並んでいるため、志望学部に出題される文字数の問題まで解けばよいでしょう。

論述問題対策は、ひとりで勉強するよりも信頼できる人に添削してもらった方が効率がよいです。

そのため論述問題対策は、できれば塾やオンライン家庭教師などを利用して勉強することをオススメします。

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早稲田大学のさまざまな学部の過去問が掲載されている問題集です。

志望学部以外の過去問も解いた方がよいのですが、そこまで時間をかけられない人が多いでしょう。

そのような人にこの問題集はオススメです。

志望学部で出題される出題形式の問題を解けば、どの問題集よりも早稲田大学入試対策に適した問題集となります。

山川出版の世界史用語集とリンクしていることも、オススメのポイントです。

独学で早稲田大学合格は難しい?おすすめの塾・予備校

独学で勉強することもコスト面を考えた上で良い一つの選択肢ではありますが、やはり独学で勉強していくのはなかなか大変なものです。

わからない問題や苦手分野を自分で解決しなくてはならなく、特に数学や理科などの理系科目は自力で問題を解決することは困難です。

そのため、わかりやすい解説を聞いて理解した方が圧倒的に近道で、可能ならば塾や予備校を利用することをおすすめします。

現論会

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現論会の基本情報
対象年齢 高校1年生~高校3年生・浪人生
校舎 新宿校・横浜校・柏校・大宮校・天王寺校
千種校・四条烏丸校・藤沢校・オンライン校
指導形式 個別指導
特徴 正しい勉強法を指導してくれる難関大受験専門塾

現論会の強み

  • 効果的な授業
  • PDCAサイクルで行われる指導
  • 凄腕の講師

現論会の授業は受験に必要な全科目に対応し、指導を行なってくれます。

週に一回の授業で、一週間の学習内容を復習し、疑問点やつまずいた点の解消を行うことが出来ます。

講師は、約5週間の研修を経て得た能力と自分の受験経験・高い人間性を用いて指導を行なってくれます。

現論会はこんな人におすすめ

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早稲田大学の一般入試を受験したい人

全科目の受験対策を行いたい人

自分に最適な学習計画で指導を受けたい人

現論会は志望校合格に向けて個別指導で親身なサポートを行ってくれます。

早稲田大学の一般入試合格を本気で目指すにはぴったりの学習塾です。

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総合型選抜専門塾AOI

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総合型選抜専門塾AOIの基本情報
対象 高校生・高卒生
授業形式 集団指導・個別指導・オンライン
校舎 東京、大阪、京都、兵庫、神奈川、愛知、オンライン
特徴 生徒に最適な総合型選抜(旧AO入試)対策指導!

総合型選抜専門塾AOIは、総合型選抜(旧AO入試)に特化した指導を行っている集団塾です。

AOIは、合格率92.6%と日本No.1の合格率を誇り、指導経験豊富な講師が指導を行っていきます。

また蓄積された受験データにより、幅広い試験形式で対策が可能な点もAOIの特徴です。

地方在住の方にも対応したオンライン受講コースもあるので、気になった方は是非お問い合わせください。

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まとめ

  

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早稲田大学入試の世界史についてご紹介しました。

世界史の勉強は通史を理解したら、暗記と復習の繰り返しです。

各自で復習の方法や最適な時期を見つけて勉強することが、合格への近道となります

勉強をしているのに思ったほど得点が取れないという人は、必ずどこかに問題があるので、通史の理解度、復習の時期、問題の解き方などを見直してください

世界史は、暗記要素が大きい科目のため、直前の詰め込みでも得点に結びつきやすい科目です。

秋の模試では志望学部の合格点に届かなかった人も、最後まで諦めずに勉強しましょう。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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