今回は、青山学院大学の唯一の理系学部、理工学部についてご紹介します。
文系学部とはキャンパスが異なることもあり、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
気になる入試情報について、受験科目や偏差値、入試難易度などについて説明します。
また、実際の口コミからどんな評判なのかも見ていきましょう。
■まとめ
| 青山学院大学の理工学部の基本情報 | |
|---|---|
| 創設 | 1965年 |
| 生徒数 | 680名 |
| キャンパス | 相模原キャンパス神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1 |
通常は4年次から研究室の授業が始まりますが、理工学高度実践プログラムにより2年次または3年次から参加することができます。
早い段階から高度な学びに触れることができるので、さらに深い研究を可能にします。
化学・生命科学科は理工学高度実践プログラムの対象外となっています。
理工学部の研究分野は、独自の7学科編成により、数学や物理、化学といったベーシックなサイエンスのほか、境界領域をもカバーしています。
既成の学問領域にとらわれない自由で柔軟な発想から研究を深めることができます。
ナノテクノロジーや物質創成、遺伝子工学など最先端の分野ともつながりが深く、研究室では新しい可能性を探る最新の研究が行われています。
学びや研究のフィールドを広げ、より高いレベルに達するには、英語の論文を読んだり、研究を英語で発表したり、英語でディスカッションをしたりする英語力が必要です。
理工学部では、1年次は一般的な英語学力から学術英語へ、2年次は理工学系の英語力へとステップアップできるようなカリキュラムを用いています。
また、1年次から短期海外語学研修に参加できるほか、「理工国際プログラム」では海外留学を幅広くサポートしています。
| 理工学部の学科 | |
|---|---|
| 物理科学科 | 電子から宇宙まで、最先端研究のさらに先を研究 |
| 数理サイエンス学科 | 数学の基礎から応用まで幅広く学び、純粋数学の探求と、 自然科学や社会科学の諸問題の課題を解決 |
| 化学・生命科学科 | 分子レベルから、物質の本質と可能性を研究 |
| 電気電子工学科 | 身近な機器が動く原理から学び、世界的な技術イノベーションに発展 |
| 機械創造工学科 | ハードとソフトの知を結集し、21世紀のものづくりの可能性を広げる |
| 経営システム工学科 | 工学的視点と社会科学の知識の融合から、経営を変革するシステムを開発 |
| 情報テクノロジー学科 | 幅広い知識を統合、集積し、テクノロジーの果たす真の役割を構築 |
青山学院大学理工学部では、7つの学科があり、様々な理系分野の研究を行うことができます。
✔理工学高度実践プログラムで早くから本格的な研究に触れることができる
✔独自の7学科編成で様々な領域をカバー
✔世界で通用するため、英語力のステップアップカリキュラム
基礎的な勉強から応用まで授業し、理系には嬉しい。
最低限の英語も出来る為良い。
座学が多いが高学年になるに実験も多くなるので我慢
就活において有利な学科であり、授業もプログラミングやロボット工学など充実している。
教授たちも優しい。
理工学部の研究分野の広さについて高評価の口コミが多くみられます。
自分の学びたいことをさらに深く学ぶことができる環境が整えられているようです。
理系学部は都心から遠い、、、
最寄り駅にはスーパーや食べ物やさんなどが一通りありますが遊べる場所は限られていますとても
この大学の学科は院進学率が40%弱と他大学の機械科と比べても低いので、理系として就職したいならあまりここに来るべきではないと思う。
他学部とは違い、相模原キャンパスは都心から離れているため、大学生活を充実させるには不満の声が多く見られます。
また、院進学ではなく就職する人も多いため、就職先の希望によっては向いていない人もいるようです。
| 主な就職先 | |
|---|---|
| TIS | システナ |
| 伊藤忠テクノソリューションズ | 日立製作所 |
| 富士ソフト | NECソリューションイノベータ |
| SCSK | エヌ・ティ・ティ・コムウェア |
例年、大手企業への就職が多くみられます。
業種は、情報通信が約半数で、次いで製造業、サービス業が多いです。
✔研究分野が広く、学びたいことが学べる
✔人によって相模原キャンパスの立地に不満あり
✔就職先は情報通信業界が多い
| 学科名 | 共通テストの得点率 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 物理科学科 | 68~71% | 52.5 |
| 数理サイエンス学科 | 70~75% | 55.0~57.5 |
| 化学・生命科学科 | 72~80% | 55.0~57.5 |
| 電気電子工学科 | 73~77% | 55.0 |
| 機械創造工学科 | 74% | 55.0~57.5 |
| 経営システム工学科 | 73~77% | 55.0~57.5 |
| 情報テクノロジー学科 | 76~80% | 60.0 |
※データは河合塾算出の2022年度入試のものを参照しています。
他の学部と同様に、明治大学や中央大学などと同程度の偏差値となっており、私立大学の中では早慶上智に続いて難易度が高いです。
| 大学入学共通テスト利用入学者選抜 | |
|---|---|
| 出願期間 | 2025年1月6日(月)~1月17日(金)23:00まで |
| 試験日 | 2025年1月18日(土)1月19日(日) |
| 合格発表日 | 2025年2月18日(火) |
| 科目 | 数学Ⅰ・数学A、数学Ⅱ・数学B:200点 学科に応じて物理、化学、生物のうち1科目:200点 英語(リーディング、リスニング):200点 |
大学入学共通テストを利用して受験する場合は、事前に出願する必要があります。
必要科目は、数学、理科(物理・化学・生物のうち1科目)、英語の3科目です。
| 全学部日程の一般入試 | |
|---|---|
| 出願期間 | 2025年1月6日(月)~1月20日(月)23:00まで |
| 試験日 | 2025年2月7日(金) |
| 合格発表日 | 2025年2月14日(金) |
| 科目 | 英語:150点数学:150点理科:100点 |
一般入試には全学部日程と個別学部日程の2種類があります。
| 個別学部日程の一般入試 | |
|---|---|
| 出願期間 | 2025年1月6日(月)~1月22日(水)23:00まで |
| 試験日 | A方式:2025年2月10日(月) B方式:2025年2月11日(火) |
| 合格発表日 | 2025年2月17日(月) |
| 科目 | 【A方式】英語:150点 数学:150点 理科:150点 【B方式】英語:100点 数学:200点 理科:200点 |
個別学部日程にはA方式とB方式の2方式があります。
A方式・B方式ともに独自問題が出題されますが、試験時間や点数配分などが異なります。
| 2025年度 | 受験者数 | 合格者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 物理科学科 | 1,316人 | 430人 | 3.1 |
| 数理サイエンス学科 | 727人 | 222人 | 3.3 |
| 化学・生命科学科 | 1,826人 | 440人 | 4.2 |
| 電気電子工学科 | 1,233人 | 340人 | 3.6 |
| 機械創造工学科 | 1,615人 | 432人 | 3.7 |
| 経営システム工学科 | 1,146人 | 339人 | 3.4 |
| 情報テクノロジー学科 | 1,449人 | 277人 | 5.2 |
2025年度の倍率は3.1~5.2でした。
学科によって差がありますが、3倍前後の学科が多いです。
情報テクノロジー学科や経営システム工学科は例年倍率が高い傾向にあります。
| 学科 | 入試形式 | 最低点/満点 |
|---|---|---|
| 物理科学科 | 全学部日程 | 288.0/400 |
| 個別A方式 | 303.0/450 | |
| 共テ | 467.0/600 | |
| 共テ併用個別B方式 | 343.0/500 | |
| 数理サイエンス学科 | 全学部日程 | 248.0/400 |
| 個別A方式 | 276.0/450 | |
| 共テ | 470.0/600 | |
| 共テ併用個別B方式 | 327.0/500 | |
| 化学・生命科学科 | 全学部日程 | 284.0/400 |
| 個別A方式 | 278.0/450 | |
| 共テ | 514.0/600 | |
| 共テ併用個別B方式 | 317.0/500 | |
| 電気電子工学科 | 全学部日程 | 261.0/400 |
| 個別A方式 | 258.0/450 | |
| 共テ | 500.0/600 | |
| 共テ併用個別B方式 | 301.0/500 | |
| 機械創造工学科 | 全学部日程 | 274.0/400 |
| 個別A方式 | 271.0/450 | |
| 共テ | 490.0/600 | |
| 共テ併用個別B方式 | 311.0/500 | |
| 経営システム工学科 | 全学部日程 | 271.0/400 |
| 個別A方式 | 266.0/450 | |
| 共テ | 425.0/500 | |
| 共テ併用個別B方式 | 306.0/500 | |
| 情報テクノロジー学科 | 全学部日程 | 296.0/400 |
| 個別A方式 | 288.0/450 | |
| 共テ | 451.0/500 | |
| 共テ併用個別B方式 | 328.0/500 |
上記のデータは2025年度入試の結果に基づくものです。
全学部日程での結果を見てみると、合格最低点が最も低いのは数理サイエンス学科で、最も高いのは情報テクノロジー学科でした。
また、入試形式によっても合格最低点は異なってきますので、注意が必要です。
✔理工学部の偏差値は60前後
✔入試方式は大きく3形式
✔2025年度の倍率は3.1~5.2
理工学部の英語は、大問5題で長文や会話文、文法問題、並べ替え作文などからバランスよく構成され、試験時間は80分です。
長文問題が1200語前後と、試験時間に対して長めです。
文法問題や並べ替え作文は比較的易しいレベルなので、時間をかけすぎず、確実に点数をとりたいところです。
長文読解の英文和訳や和文英訳、語彙問題以外は選択式です。
長文読解問題は、文章自体は標準レベルですが分量が多いので、速読力が必要です。
速く正確に読むためには、文章を切りながら読むスラッシュ・リーディングが有効です。
語彙問題や文法問題は、基礎が身についていれば解ける問題ばかりなので、定番問題集をじっくり使い込んで基礎を完成させるといいでしょう。
理工学部の数学は、大問5題で構成され、数Ⅲが2~3題でそれ以外は確立やベクトル、数列の問題が多い傾向があります。
試験時間は100分です。
難易度はそれほど高くはなく、基礎ができていれば対応できる問題が多いですが、発展問題も時々出題されます。
3題が過程ありの記述式で、模試よりも甘めに採点される場合もあり、部分点がもらいやすいです。
基礎ができているかが問われるため、入試の典型的な問題に慣れることが必要とされます。
教科書の問題や問題集を繰り返し解いて定着させるといいでしょう。
過去問に早くから触れ、出題パターンを把握し、苦手分野も補っていきましょう。
理工学部の物理は、大問3題で構成され、試験問題は80分です。
解答形式はすべてマーク式のことが多いです。
広い範囲から出題されますが難易度は標準レベルなので、どの分野も基礎をしっかり身に着け、公式を使いこなせるようにすることが求められます。
演習問題を繰り返し、慣れていきましょう。
理工学部の化学は、大問3題で構成され、試験時間は80分です。
解答形式はマーク式と記述式の併用です。
理論・無機・有機のあらゆる分野からバランスよく出題されるので、全範囲を網羅して苦手分野をなくすようにするといいでしょう。
過去問演習で出題傾向を掴んで慣れる必要があります。
✔基礎を問われる問題が多いので、繰り返し問題を解いて基礎を固める
✔特に英語は時間配分にも注意
✔過去問演習をして傾向を把握する
| 個別指導塾TOMASの基本情報 | |
|---|---|
| 対象年齢 | 小学生~高校生 |
| 対象地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
| 指導方法 | 完全1対1の個別指導 |
| 完全個別指導塾TOMASの無料体験授業 | |
|---|---|
| 対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
| 対象校舎 | 首都圏を中心に約70校を展開 近くの校舎を確認する⇒ |
| 体験内容 | 完全1対1の個別指導が無料で体験できる! 体験内容を確認する⇒ |
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TOMASの無料体験授業では、生徒一人に先生一人が専属で指導する個室スタイルを採用しており、集中しやすい環境の中で自分の理解度やペースに合わせた学習ができます。
さらに、志望校の出題傾向や苦手分野をふまえてオーダーメイドの授業を受けられるため、自分にぴったりの学び方で効率よく力を伸ばすことが可能です。
授業の後には志望校合格から逆算したカリキュラムが提案されるので、今後の学習の進め方や合格までの道筋が明確になり、安心して受験に向けた準備を始められます。
| 完全個別指導塾TOMASの無料体験授業の料金 | |
|---|---|
| 入会金 | お問い合わせをして確認する⇒ |
| 体験授業料 | 無料 |
完全個別指導塾TOMASの無料体験授業の料金は上記の通りです。
入会金については通常27,500円(税込)となっておりますが、無料体験授業の場合についてはお問い合わせを行って確認して下さい。
また、体験授業料は無料となっております。
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| 完全個別指導塾TOMASのコース | |
|---|---|
| 高校生コース 詳細はこちら⇒ |
大学受験対策 |
| 内部進学対策 | |
| AO・推薦入試対策 | |
| 中学生コース 詳細はこちら⇒ |
私立・国立高受験対策 |
| 公立高受験対策 | |
| 内部進学対策 | |
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中学受験対策 |
| 私立・国立内部進学 | |
| 学校授業対策 | |
TOMASでは高校生・中学生・小学生それぞれの学年に合わせた多彩なコースが用意されており、受験対策から内部進学、学校授業のフォローまで幅広く対応しています。
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TOMASでは、夢の志望校を決めることから始め、一人ひとりに合わせた合格逆算カリキュラムに沿って学習を進めます。
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また、独自の担任制により、講師の指導・マネジメントにあたる担任社員が責任をもって成績を管理し、生徒や保護者との連絡を密にしています。
信頼関係を築き、生徒の学習環境を整えています。
個人の進み具合・志望校に応じて、学校、自宅で進められる勉強、塾の授業で学ぶ勉強にわけてカリキュラム・スケジュールを考えてくれる。
個別指導なので、やはり料金は相応にするが、単なる家庭教師ではなくバックアップ体制もしっかりしているようなので、この程度にはなるかな、と思う。
集団指導塾と比べると費用はかかりますが、それに見合った授業を受けることができると、満足の声が多くみられます。
立地や塾内の環境についても高評価です。
TOMASは毎年多くの合格者を輩出しており、2023年度も多くの受講生が難関大学に合格しました。
以下の表は、青山学院大学と並んでよく耳にする大学群MARCHへの合格人数を表した表です。
他大学の合格人数が気になる方は、公式サイトを参照ください。
| 2023年度 主な合格実績【私立大学】 | |
|---|---|
| 学校名 | 合格人数 |
| 明治大学 | 200名 |
| 青山学院大学 | 123名 |
| 立教大学 | 103名 |
| 中央大学 | 114名 |
| 法政大学 | 116名 |
| 数学克服塾MeTaの基本情報 | |
|---|---|
| 対象年齢 | 高校生 |
| 対象地域 | 全国 |
| 指導方法 | オンライン個別指導 |
数学克服塾MeTaは、数学に特化した受験対策塾です。
双方向型のオンライン学習指導で、数学の苦手克服に徹底的にアプローチします。
暗記に頼らず考える力を身につける「ソクラテスメソッド」を取り入れ、生徒の主体性を高めていきます。
生徒と講師で面談を行った上で3日ごとに数学克服プランを組むことで、効率の良い成績UPを実現します。
解き方だけでなく、考え方も教えてくださるので、色んな問題も解けるようになる。
また、数学的思考力がつくので、数学をするのが得意になり、楽しくなる。
他塾を辞めてから数学以外の科目は自分でなんとかできたものの数学の成績を伸ばすのが難しく苦手意識を持つようになりました。
しかし、入塾して克服することが出来て最終的に目標の大学に合格しました。
他の塾で苦手な数学を克服できなかった場合でも、MeTaに入塾したことで克服することができたという評判が見られました。
また、何より数学が楽しくなったという意見は気になる方も多いのではないでしょうか。
青山学院大学理工学部は、様々な研究分野をカバーしており、それぞれ最先端の研究に取り組むことができます。
早い段階から本格的な研究に触れることができたり、研究に必要な英語力を身に着けることができたり、学びを高めるための環境が整えられています。
難関大なので入試難易度は高いですが、基礎からしっかり固めて演習を重ねれば着実に合格に近づけるでしょう。
「青山学院大学 理工学部」に関してよくある質問を集めました。
理工学部の偏差値は55~60です。青山学院大学の他の学部と同様に、私立大学の中では早慶上智に続いて、明治大学や中央大学などと同程度の偏差値となっており、難易度が高いです。学科ごとの偏差値は記事をご覧ください。
理工学部の評判では、幅広い研究分野の中から、自分の学びたい領域について深く研究することができる環境が整っているとの声が多いです。理工学部は相模原キャンパスなので、都心から離れていて落ち着いていて良いと感じる人がいる一方、やや不便と感じる人もいるようです。