今回は京都府に校舎を構える男子校、東山中学校・高等学校をご紹介します。

同校の校風や偏差値、進学実績や評判などを徹底解説します。

合わせて、入試のポイントやおすすめの塾も紹介していますので、志望校選定や受験勉強の際に活用していただければと思います。

東山中学校・高等学校とは

東山中学校・高等学校の基本情報

東山中学校・高等学校の基本情報
生徒数	中学校：380名　高校：1236名
学期	2学期制
住所	京都市左京区永観堂町51
特徴	自ら情熱と主体性をもって行動し、目標を達成し、 夢を実現させる力を養う

東山中学校・高等学校は京都市にある中高一貫校です。

勉強合宿や補習など塾にいく必要がない親身な学習サポートに定評があります。

学校生活

東山中学・高校の学校生活について見ていきましょう。

教育

東山中学校・高等学校では、「自分の夢や目標を実現していく”セルフ・リーダーシップ”」を教育目標に掲げています。

そのため、6年間の一貫教育を通して、生徒の主体性と物事に対する情熱を育む事に力を入れています。

講師らはそのような生徒を支えるため、定期的なカウンセリングの実施や、ボイスメッセージによる家庭への連絡等を行っています。

部活動

中学ではバドミントン部やソフトボール部などの体育系、鉄道研究会や茶道部などの文化系があります。

挑戦を続けることで目標に向かって大きく成長していきます。

高校のクラブ活動では体育系・文化系共に全国レベルで活動しています。

特に、軟式野球部は2021年の「春季京都府高等学校軟式野球大会」で3年ぶり18回目の優勝をし、翌年2022年には2年連続優勝した強豪チームです。

行事

東山中学校・高等学校では、宗教的行事、文化祭や球技大会など、年間を通じてさまざまなイベントが催されています。

夏休みを大きな区切りとして、前期と後期にバランス良く行事を配置し、学習と学校生活のどちらも存分に満喫できる年間カレンダーを組んでいます。

スキー教室や修学旅行、勉強合宿など仲間との絆を深め、知・徳・体を鍛える行事が行われています。

東山中学校・高等学校の偏差値・コース

東山中学・高校の偏差値を見ていきましょう。

東山中学校の偏差値

東山中学は2つのコースごとに偏差値が異なります。

コース名	偏差値
ユリーカコース	63
エースコース	56

偏差値は京都府内では7番目の高さを誇ります。

以下は京都府内の中学校と偏差値を比較した表になります。

学校名	偏差値
洛南中学校	74
洛星中学校	69
東山中学校	63
同志社中学校	62
立命館中学校	59

洛南中学校や洛星中学校などの名門校と比べると劣りますが、関関同立の付属中学校よりもレベルが高いと考えると入学はかなりの難易度であるといえます。

東山高等学校の偏差値

東山高校の偏差値は4つのコースごとに偏差値が異なります。

コース名	偏差値
普通科パスカルコース（理系特進）	68
普通科スーペリアコース（特進）	59
普通科クレセントコース（進学）	48
普通科ＴＡコース（スポーツ）	46

最も偏差値の高い普通科パスカルコースは京都府全体で14番目の高さです。

しかし、コースによってかなり差があり、どのコースでも卓越した学力が求められるといったわけではなさそうです。

以下は京都府内の高校と偏差値を比較した表になります。

学校名	偏差値
洛南高校	75
嵯峨野高校	72
東山高校	68
山城高校	65
洛北高校	64

京都府内の別の高校と比較してみると、洛南高校や嵯峨野高校など府内屈指の名門校に迫る高い偏差値です。

東山中学校のコース

東山中学では生徒一人ひとりの夢の実現に向かって力を伸ばす2つのコースがあります。

6年後、最難関国公立大学合格をめざすにあたって応用に取り組んで理解を深めるのか、基礎固めをして着実に伸ばすのか、入学時点で見極め、２つのコースにわかれて個性に合わせて学びます。

また、中学2年から中学3年に進級する際と高校1年から高校2年に進級する際に、コース移動が可能となっています。

ユリーカコース

最難関国公立大学や医学部医学科への進学をめざしている生徒の割合が高いコースです。

学習の進度はエースコースと同じですが、応用問題を扱う量が多くなります。

エースコース

難関国公立大学への進学をめざしている生徒の割合が高く、五教科をしっかり学びます。

高校生になると、夜9時まで開放している自習室を使う生徒も多くなり、各々の目標に向かって主体的に学習に取り組みます。

東山高等学校のコース

東山高校には一人ひとりの夢を実現する3つのコースがあります。

｢Super進学系｣は、最難関国公立大学や私立大学一般入試で合格を狙います。

｢Neo-進学系｣は、部活で活躍しながら学力向上に取り組み、連携校・指定校推薦入試を基本に夢を叶えていきます。

中高一貫は、コース変更は可能ですが、パスカル、クレセント、トップアスリートコースの変更はできません。

パスカルコース

最難関国公立大学医歯薬系および自然科学系学部進学をめざす人を対象としたコースです。

1年次から理系に特化したスーパーカリキュラムで、科学的探究心や思考力を養い、高い次元で社会に貢献できる人を育てます。

クレセントコース

いわゆる文武両道を目指すコースで、クラブ活動に打ち込みながら、難関大学への現役合格を勝ち取ることを目標にしています。

男子校ならではの活気ある環境で、切磋琢磨しながら人間性と学力を高めます。

TA（トップアスリート）コース

知徳体を極めた真のトップアスリートを目標とする人が全国から集うコースです。

プロや大学、社会人チームでの活躍を目指します。

さらに、東京六大学や関関同立への進学をめざすことができるのも、このコースの魅力です。

東山中学校・高等学校の入試情報

東山中学校の入試情報

　　

2023年度　入試情報
募集人数	174名
入試科目	国語/算数/理科/社会
試験日程	1月14日（前期A）/1月15日（前期B）/1月17日（後期）
合格発表	1月16日~16日（前期A）/1月16日~18日（前期B） /1月18日~19日（後期）
出願期間	12月12日~1月4日
出願方法	Web出願

試験時間・配点

前期A
国語	50分　120点
算数	50分　120点

前期B・後期（3教科型）
国語	50分　120点
算数	50分　120点
理科	40分　100点

3教科の合計340点を440点に換算した得点を入試得点とします。

前期B・後期（4教科型）
国語	50分　120点
算数	50分　120点
理科	40分　100点
社会	40分　100点

4教科の合計440点満点での得点か3教科（国語・算数・理科）の合計340点を440点に換算した得点のどちらか高い方の得点を入試得点とします。

2023年入試結果

それぞれの日程の2023年入試結果は以下のようになっています。

ユリーカコース受験者でエースコース合格相当の得点を取った場合、エースコースへの内回し合格が認められます。

前期A
コース名	ユリーカ	エース
受験者数	330名	20名
合格者数	152名	134名（内回し合格128名）
合格者平均点(240点満点)	166点	135点

前期B
コース名	ユリーカ	エース
受験者数	287名	27名
合格者数	99名	175名(内回し合格159名)
合格者平均点(440点満点)	340点	289点

後期
コース名	ユリーカ	エース
受験者数	169名	16名
合格者数	37名	134名(内回し合格124名)
合格者平均点(440点満点)	340点	276点

コースによって多少の違いはありますが、問題の7割前後を取ることが合格の最低ラインといえそうです。

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東山高等学校の入試情報

2023年度　入試情報
募集人数	230名
入試科目	5教科/3教科・作文・面接
試験日程	2月10日（A日程）/2月12日（B日程）
合格発表	2月14日
出願期間	1月16日~1月24日
出願方法	Web出願

入試教科は5教科入試と国語・数学・英語の3教科・作文・面接入試（スポーツ推薦Ⅰ）の2種類があります。

同一日程の各コース、専願・併願とも試験は同一問題です。

試験時間・配点

5教科入試
国語	50分　100点
数学	50分　100点
理科	50分　100点
社会	50分　100点
英語	50分　100点

受験科目は前5教科で英語のリスニングはありません。

3教科・作文・面接入試（スポーツ推薦Ⅰ）
国語	50分　100点
数学	50分　100点
英語	50分　100点
面接（グループ）	50分

スポーツ推薦 I は、国語・数学・英語の3教科と面接・作文になります。

面接・作文対策をしてくれる塾をお探しの方はこちらがおすすめです。

2023年度入試結果

A日程
コース名	パスカル		クレセント		TA
区分	専	併	専	併	推
受験者数	17	55	140	57	40
合格者数	12	47	132	55	40
合格者平均点	364.7	392.6	267.0	297.5

B日程
コース名	パスカル		クレセント
区分	専	併	専	併
受験者数	15	62	42	60
合格者数	7	50	38	54
合格者平均点	377.0	397.4	273.4	298.1

こちらも中学受験同様、7割前後の得点を取れるかどうかが、合格と不合格の境目になりそうです。

東山中学校・高等学校の合格のポイント

上述の通り、東山中学校・高等学校もコースによって違いはあるものの、高い偏差値を誇っており、受験の際は高い学力が必要になります。

さらに、受験者の多くが洛南高校や洛北高校など、府内の難関校も受験しているレベルの人たちなので、彼らとの競争に勝っていく必要があります。

問題の難易度自体はそこまで難しくはないといわれており、基礎レベルの問題を確実に得点にしていく必要があります。

合わせて、応用問題を取れるどうかが合否を分ける境目になるので、基礎の徹底とともに、高い応用力も身に着けることが大切です。

東山中学校・高等学校受験におすすめの塾

ここからは東山中学校・高等学校の合格におすすめの塾を2校ご紹介します。

関西個別指導学院

関西個別指導学院の基本情報
対象年齢	小学1年生～高校3年生・高卒生
対象地域	大阪府・兵庫県・京都府（愛知県・福岡県）
授業形態	個別指導（1対1・1対2）

関西個別指導学院の特徴・強み

関西個別指導学院は、大阪や京都などの関西圏を中心に展開している、ベネッセグループの個別指導塾です。

指導実績は35年以上にもなり、その実績から得たノウハウやベネッセグループの情報量を活かしいて、生徒のサポート行っています。

カリキュラムはオーダーメイドで一人ひとり作成し、通塾目的や学習状況などを把握しながら学習プランを組んでくれます。

また、生徒側が時間割を自由に決定できる事も魅力の1つで、習い事や部活動が忙しくてもスケジュールに柔軟に対応してもらえます。

振り替えも無料なので、安心できます。

関西個別指導学院の料金・授業料

関西個別指導学院では、生徒によって金額が異なるので、料金を公開していません。

詳しい料金については、お問合せをお願い致します。

個別指導塾スタンダード

個別指導塾スタンダードの基本情報
対象年齢	小学生・中学生・高校生
地域	全国で直営480教室以上
授業形態	個別指導

個別指導塾スタンダードの特徴・強み

スタンダードではスモールステップ方式で一人ひとりに合わせた目標を設定します。

分かるところから徐々に難易度を上げていく授業スタイルになるので、東山中学校・高等学校の入試に必要な基礎学力から応用力までスムーズに身に着けることができます。

また、分かる・できるが実感できるのでやる気が生まれ最終的な目標も達成することができます。

学習内容は生徒の学習状況や目標を考慮し、オーダーメイドのカリキュラムを作成したうえで決まります。

通常の授業に加えて、面接や作文対策も行ってくれるので、受験でこの2つが必要な方は是非利用してみましょう。

【低価格】個別指導塾スタンダードの料金

個別指導塾スタンダードでは生徒に安心して利用してもらうために、入会費用がいつでも無料となっています。

また、最大半額の初回割引、他の塾からののりかえ割引、兄弟姉妹紹介特典など嬉しい割引制度、得点制度が充実しています。

料金は以下の通りです。

	小4	小5	小6
通常価格(税込)	8,140円	8,580円	9,020円
スタート月謝割引(税込)	4,070円	4,290円	4,510円

	中1	中2	中3
通常価格(税込)	9,460円	9,680円	10,318円
スタート月謝割引(税込)	4,730円	4,840円	5,159円

東山中学校・高等学校の口コミや進学実績について

ここまで東山中学校・高等学校の特徴や入試情報などをご紹介していきました。

他に気になるのはやはり実際に通っている人の生の声や合格実績ですよね。

東山中学校・高等学校の評判・口コミ

東山中学校・高等学校の評判・口コミをいくつかみていきます。

学校生活について

授業内容や学習サポートも充実していますが、特に生徒一人一人を大切にしてくれる、先生の声かけがとても良いようです。

入学してから自発的に勉強するようになり、驚いています。

出典：みんなの中学校情報

幼い思春期のややこしい子達を学校や先生は丁寧過ぎるぐらい丁寧にみていただいてます。

出典：みんなの中学校情報

新しい校舎も最近建てられ、ＩＣＴ設備も充実しており、子どもも喜んでいます。

出典：みんなの中学校情報

丁寧すぎるといわれるほど親身に接してくれる教師の方々に多くの好意的な意見が寄せられています。

ただ親身にサポートするだけでなく、生徒の自主性を大切にしている点も大きなポイントです。

また、設備も充実しており、快適な学校生活が送れるようです。

勉強について

定期テストが悪い生徒には、補習があります。

成績の良し悪しにかかわらず、先生方が熱心にサポートして頂けます。

出典：みんなの中学校情報

まめに補習などありますし、課題未提出などでも部活動禁止になったりと細やかに指導してくださっていると思います。

出典：みんなの中学校情報

授業はとても分かりやすく宿題も重要な所をまとめて出してくださるので塾が必要無いです。

テストの点数が悪ければ補習がありますが高得点の生徒も補習に出るほど素晴らしい授業です。

出典：みんなの中学校情報

補習を丁寧に行ってくれるので塾にいく必要がないという声が見られました。

また、自主的に補習に参加する生徒もいるようで、勉強に対する意識の高さがうかがえます。

東山高等学校の進学実績

2023年度の合格実績を見ていきましょう。

国立大学の合格実績

国立大学の合格実績は主に以下の通りです。

大学名	合格者数	大学名	合格者数
東京大学	1名	京都大学	7名
大阪大学	4名	神戸大学（医・医）	4名（1名）
北海道大学	3名	一橋大学	1名
東北大学	2名	名古屋大学	1名
九州大学	1名	京都府立医科大学（医・医）	2名

※他にも多数の合格実績があります。

京都大学や神戸大学など、近畿地方の難関校への合格実績が目立ちます。

また、医学部合格者の多さも東山高校の一つの大きな特徴です。

私立大学の合格実績

私立大学の合格実績は主に以下の通りです。

大学名	合格者数	大学名	合格者数
同志社大学	60名	早稲田大学	11名
立命館大学	128名	慶應義塾大学	3名
関西大学	26名	大阪医科大学	3名
関西学院大学	16名	関西医科大学	6名
東京理科大学	4名	兵庫医科大学	4名

※他にも多数合格実績があります。

早慶をはじめとする難関大学をはじめ、医学部の合格者数が私学だけでも11名と非常に多いことがわかります。

他にもMARCHに11名の合格実績があります。

東山中学校・高等学校の学費について

2023年度の入学金、学費を紹介していきます。

その年の金額は合格発表後に分かります。

入学金

中学	120,000円
高校	120,000円

※料金は全て税込み表示です。

東山中学校の学費

2023度の学費は以下の通りになっています。

学費		生徒会費など
授業料	その他	生徒会費	PTA会費	校友会会費	諸費
550,000円	234,500円	4,800円	29,000円	3,000円	約70,000円

※料金は全て税込み表示です。

金額は目安です。その他に、制服代、修学旅行費、教科書代等がかかります。

東山高等学校の学費

2023年度の学費は以下の通りになっています。

学費		生徒会費など
授業料	その他	生徒会費	PTA会費	校友会会費	諸費
550,000円	235,000円	6,000円	29,000円	3,000円	約30,000円

※料金は全て税込み表示です。

金額は目安です。その他に、制服代、修学旅行費、教科書代等がかかります。

パスカルコースは、上記以外に ICT 機器活用、グローバル特別講座、勉強合宿等で年間約40,000円かかります。

まとめ

ここまで、東山中学校・高等学校の校風や評判、入試情報や合格実績について解説してきました。

手厚いサポートが多くの在学生やその保護者から高い評価を得ている事がお分かりいただけたと思います。

そしてその結果、多くの生徒が難関大学への進学を果たし、医学部へ合格する生徒も多数いました。

また、同校の受験対策におすすめの塾として、中学受験のプロによるマンツーマン指導が売りの一橋セイシン会と安心の低価格でオーダーメイドカリキュラムによる指導が受けられる個別指導塾スタンダードを紹介しました。

受験対策は早くからやった方が周りと差がつき有利となりますので、気になった方はまずはお問い合わせをしてみてください。

本記事を読んでいただいた1人でも多くの方が、東山中学校・高等学校に合格できることを祈っています。