【明治大学附属高等学校・中学校】学費や偏差値、進学情報をご紹介
明治高等学校・明治中学校は人気の大学の一つである明治大学の附属学校で、勉強とスポーツの両方に力を入れた学校です。
創立から100年以上経つ歴史ある学校で毎年多くの受験生が第一志望として受験しています。
この記事では明治高等学校・明治中学校について学費や偏差値等を交えながらご紹介していきます。
明治高等学校・明治中学校に入学を考えいる方や、合格を目指して勉強中の方はぜひ参考にしてみてください。
明治大学附属高等学校・中学校とは
明治高等学校・明治中学校の基本情報 | |
---|---|
創立年 | 1912年4月 |
基本方針 | 質実剛健、独立自治 |
アクセス | 〒182-0033東京都調布市富士見町4-23-25 |
「第一級の人物」を目指して
明治高等学校・明治中学校では初代校長の言葉である、「第一級の人物たれ」という言葉を元に教科指導から生活指導に至るまでを行っています。
大学付属中学・高校だからと言ってエスカレーター式で進学できるのではなく、進学希望生徒は決められた
また知識の量の多さを求めるのではなく、明治高等学校・明治中学校の目指すところは問いをしっかりと分析でき、自分の考えを他者に述べられる総合的な力です。
週6日制で授業を行い、基礎学力を確実に定着させていきます。
明治高等学校・明治中学校の学校生活
部活動について
明治高等学校・明治中学校の部活動は、班と部活に分かれており、学校に奉仕的な活動を行っている団体を班と呼んでいるそうです。
班・文学部・運動部合わせて38個の部活動があり、中高合わせて90%以上の人が在籍しています。
特にサッカー部や硬式野球部などの運動部が強く、全国大会に出場している部活動も多くあるようです。
行事や校風について
年間を通して多くの行事が行われており、東京六大学野球応援やヨーク大学3か月留学など独自性の高い行事も見られます。
中学3年生の修学旅行では奈良・京都へ、高校生の修学旅行では沖縄に行くようです。
校則に関しては、他の私立中学校・高等学校と比べると緩いですがスマホの扱いへの指導が厳しいようです。
✔週6日制の授業で優れた人材を育成
✔特に運動部が強い
✔明大への進学率は90%以上
明治高等学校・明治中学校の学び
「個」を伸ばす中学校の学び
明治高等学校・明治中学校では中高共に週6日制の授業を行います。
これにより十分な授業時間が確保されているので、授業内容を詰め込む必要がなく一限一限丁寧に指導できますので理解する前に次に進む、ということはありません。
もし授業についていけなくても各学年、補習授業が週に一度開講されているので安心です。
このように学力の土台を丁寧に時間をかけて構築していき、個々の成長を可能にします。
実践教育を行う高等学校の学び
高等学校では明治大学の附属であることを最大限に生かした指導を行います。
生徒は文系・理系のどちらかに分かれ、
小論文の演習授業を通して表現する能力を鍛えたり、また海外学習体験や国際交流等を積極的に推進し、グローバルな環境でも求められる人材の育成に努めます。
様々な連携プログラム
高大連携
明治大学と連携したプログラムも様々実施されています。
例えば大学と連携して模擬裁判や理科実験等を、春休みや夏休み期間を利用し行います。
通常の授業科目にはない体験を得られる事で将来のキャリアプランに役立てられます。
また、高3生は希望すれば大学の一部の授業を大学生と共に受講することができ、修得した単位はその後大学入学後に学部単位として認定されます。
まさに大学付属高校ならではのプログラムですね。
国際連携
明治高等学校・明治中学校ではグローバル人材の育成にも力を入れており、春期・夏期休暇を利用して毎年多くの生徒がカナダやオーストラリアの留学プログラムに参加しています。
各留学プログラムはレベル毎に分かれていますので、自分の英語レベルと留学目的に合ったものに参加することができます。
またその他にも国内でのイングリッシュキャンプや英語スピーチコンテストへの参加を通して英語力を鍛えることが可能となっています。
✔週6日の授業で学力を上げる指導
✔明治大学にふさわしい人材の育成
✔大学附属高校ならではのプログラムも
明治高等学校・明治中学校の偏差値は高い?
明治中学校の偏差値
偏差値 | 60 |
---|---|
順位(東京都内) | 51位/735 |
順位(全国) | 130位/2,247 |
明治中学校の
また順位も全国的に見ても上位に位置しており、学力の高さが伺えます。
他の難関中学校と比較すると
他の難関中学校との比較 | |
---|---|
筑波大学附属駒場中学校 | 73 |
灘中学校 | 72 |
開成中学校 | 71 |
青山学院中等部 | 65 |
明治大学附属中学校 | 60 |
広尾学園中学校 | 59 |
本郷中学校 | 59 |
明治中学校の偏差値を他の難関中学校と比較すると、全国順位が130位であるため、他にもレベルの高い中学校がたくさんあることがわかります。
筑波大学附属駒場中学校は全国順位1位となっており、明治中学校に比べると偏差値が13も高いです。
明治中学校と同等のレベルの中学校としては、広尾学園中学校や本郷中学校が挙げられます。
明治高等学校の偏差値
偏差値 | 73 |
---|---|
順位(東京都内) | 12位/639 |
順位(全国) | 73位/10,006 |
明治高等学校の
指折りの難関校と言えるのではないでしょうか。
他の難関高校と比較すると
他の難関高等学校との比較 | |
---|---|
お茶の水女子大学附属高等学校 | 78 |
開成高等学校 | 77 |
日比谷高等学校 | 75 |
早稲田実業学校 | 75 |
明治大学附属高等学校 | 73 |
都立西高等学校 | 73 |
青山学院高等学校 | 72 |
明治高等学校になると偏差値が73となっており、全国的にもレベルが高いことがわかります。
最も偏差値の高いお茶の水女子大学附属高等学校が78となっており、開成高等学校や日比谷高等学校の偏差値が高くなっています。
明治大学附属高等学校と同等の偏差値の高校としては、都立西高等学校や青山学院高等学校が挙げられます。
✔中学校の偏差値は60
✔高等学校の偏差値は73
✔高校で大幅に偏差値が上がっている
明治高等学校・明治中学校の学費
学費・各種費用
中学校の学費
入学金 | 300,000円 |
---|---|
授業料(合計) | 590,400円 |
諸費 | 277,000円 |
国公立の中学校と私立中学校の特に異なる点として、授業料がかかるということが挙げられます。
私立中学校の返金授業料は約47万円となっており、明治中学校の授業料と比べると少し安いことがわかります。
また、諸費には教育充実料や生徒会費・PTA会費などが含まれており、それ以外に教材費や制服代などがかかります。
高等学校の学費
入学金 | 300,000円 |
---|---|
授業料(合計) | 560,400円 |
諸費 | 277,000円 |
東京都の私立高校の学費平均額を見てみると、授業料が約47万円となっています。
明治高等学校の授業料である56万円と比較してみると、明治高等学校の学費は少し高いことがわかります。
また、中学校と同様に諸費には教育充実料や生徒会費・PTA会費が含まれており年間ではかなりの額がかかることが想定されます。
奨学金はある?
- 修学支援奨学金
- 海外語学研修奨学金
- 特待生奨学金
- 高等学校入学時特待生奨学金
明治中学校・明治高等学校には上記のような奨学金制度があります。
家庭の事情で経済的に学費を払うことが困難な方への奨学金や、成績優秀者に対してさらなる向上を推奨するための奨学金・海外研修に参加するための参加費の負担なども含まれます。
負担額は各奨学金やそれぞれの条件によって異なりますが、10万円~120万円となっています。
✔明治中高ともに学費は高い
✔授業料の他に様々なお金がかかる
✔奨学金制度が充実
明治高等学校・明治中学校の入試情報は?
明大附属中学校入試
試験日程
第1回 | 第2回 | |
---|---|---|
募集人数 | 男女各約45名ずつ | 男女各約30名ずつ |
日程 | 2月2日 | 2月3日 |
科目 | 国語・算数・理科・社会 | |
試験時間 | 国語:8:30~9:20(50分)算数:9:40~10:30(50分) 理科:10:50~11:30(40分)社会:11:50~12:30(40分) |
中学入試は第1回目と2回目に分かれており、それぞれ募集する人数は違うものの、試験科目や試験時間同じとなっています。
入試結果は受験日当日の夜22時ごろよりパソコンやスマートフォンから確認することができます。
試験内容
明治中学校の試験内容としては、国・数・社・理の4教科が出題され、国数は50分、社理は40分の試験時間となっています。
全ての教科に関して難易度はそれほど高くないため、どれだけ精度よくスムーズに問題を解いていけるのかいうことが重要視されます。
社会では自分の持っている知識をどれだけ活用し、記述できるのかなどの応用力が求められる問題もありますので、傾向を掴んでおくことが重要となります。
2023年度の倍率
回数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
---|---|---|---|
第1回 | 508人 | 202人 | 2.50 |
第2回 | 311人 | 86人 | 3.62 |
明治中学校の実質倍率は例年約2~3倍程度となっているようです。
第2回は合格者数の数が少なく、その分倍率も高くなってしまうので、第1回の入試で合格を勝ち取ることが重要と言えるでしょう。
2022年度のデータを見てみると、第1回が2.57倍、第2回が3.96倍となっており2023年度は昨年と変わらない倍率だったことがわかります。
明大附属高校入試
試験日程
一般入試 | 推薦入試 | |
---|---|---|
募集人数 | 男女各約30名ずつ | 男女各約20名ずつ |
日程 | 2/12 | 1/22 |
科目 | 国語・英語・数学 | 国語・英語・数学・面接 |
試験時間 | 国語:8:30~9:20(50分) 英語:9:50~10:50(60分) 数学:11:20~12:10(50分) |
国語:8:30~9:10(40分) 英語:9:30~10:10(40分) 数学:10:30~11:10(40分) 面接:11:30より順次 |
高校入試の場合は一般入試と推薦入試の2パターンあります。
試験科目は同じですが、試験時間が異なったり、また推薦入試の場合はその後面接もあります。
結果発表はインターネットで発表されるのに加えて学校でも掲示されます。
試験内容
明治高等学校の入試試験は、主に国数英の3教科で受験することができます。
国語の入試問題では、長文読解と漢字の書き取りが出題され、記述問題が多くなっています。
数学の問題は全分野から満遍なく出題され、国語同様に記述問題が多くなっているので、どれだけ正確に解答を導くことができるかが問われています。
英語の入試問題ではリスニングの占めている割合が大きいため十分に対策しておくことが求められます。
2023年度の倍率
回数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
---|---|---|---|
推薦入試 | 100人 | 36人 | 2.78 |
一般入試 | 729人 | 297人 | 2.45 |
明治高等学校は、明治中学から進学してくる生徒が多いため、募集人数自体が少なくなっており、いずれにしても高い倍率であることがわかります。
2023年度の倍率は推薦入試が2.78倍、一般入試が2.45倍となっていますが、2021年度の倍率は推薦入試が2.42倍、一般入試が2.02倍となっており、2023年は倍率が上がったことがわかります。
✔中学入試は2月の上旬
✔高校入試は推薦もある
✔倍率は2~4倍
明治大学附属高等学校の進学実績は?
明治高等学校生の進学先
2022年度進学先 | 人数 |
---|---|
明治大学 | 227名 |
他大学 | 28名 |
その他 | 3名 |
明治高等学校の生徒の多くは明治大学への推薦制度を用いて明治大学へ進学しています。
毎年約20名~30名は他の大学への進学も果たしており、一般の入試試験にも対応した学習を行えることがわかります。
明治大学への進学
上記の表からもわかる通り、明治高等学校から明治大学への入学は約90%以上であるようです。
ここでは明治大学へ進学した卒業生の学部内訳を見ていきます。
明治大学進学者 学部内訳 | |
---|---|
学部 | 人数 |
法学部 | 16名 |
商学部 | 51名 |
政治経済学部 | 54名 |
文学部 | 8名 |
理工学部 | 23名 |
農学部 | 15名 |
経済学部 | 28名 |
情報コミュニケーション学部 | 15名 |
国際日本学部 | 7名 |
総合数理学部 | 10名 |
学部別に見ると商学部や政治経済学部への進学が人気となっています。
その他様々な学部への進学実績があることから、中学高校での授業を通して自分の興味関心を見つけられた生徒が多いことが分かります。
✔約90%の卒業生が明治大学へ進学
✔小学部や政治経済学部への進学が多い
✔他の大学への進学も可能
明治高等学校・明治中学校合格におすすめの塾
個別指導塾TOMAS
TOMASの基本情報 | |
---|---|
対象学年 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形式 | 個別指導 |
展開地域 | 首都圏に90校以上 |
TOMASは首都圏の駅前を中心に教室を展開する個別指導塾です。
教室は立地にこだわっており、アクセスの良い場所にあるので小学生のお子様でも安心して通っていただけます。
本物の個別指導
TOMASの個別指導は講師1人に対し生徒2~3人なのではなく、
また授業を一方的に聞くのみでなく発問解説式の授業スタイルなのでどこが理解できていないのかを講師のみでなく自分自身でも気づけ、後の自習学習にも役立てることができます。
無駄のない合格システム
TOMASでは志望校に最短距離で合格できるよう、生徒一人一人に合わせたオリジナルの学習カリキュラムを作ります。
またカリキュラムは随時修正されていくので、無駄がなく最も効率の良い方法で受験対策を行っていくことが可能です。
その結果、毎年多くの生徒が難関な学校に合格しており、明治高等学校・明治中学校へも毎年複数の合格者を輩出しています。
まとめ
明治高等学校・明治中学校は明治大学の附属である点を最大限に生かし、様々な高大連携プログラムを提案している学校です。
また附属だからと言ってエスカレーター式で大学進学できるのではなく、きちんと勉強したもののみが合格できる仕組みになっているので、入学後もたくさん勉学に励める特徴のある学校です。
偏差値や倍率も高く難易度の高い学校には違いないため、合格を目指す方はきちんと塾で対策を行うことをおすすめします。
【初心者でもわかる】この記事のまとめ
「明治高等学校・明治中学校」に関してよくある質問を集めました。
明治高等学校・明治中学校とは?
明治高等学校・明治中学校は、1912年に東京都調布市に設立された学校です。「第一級の人物たれ」という言葉のもとに、週6日制で総合的な力をつける指導を行っています。
明治高等学校・明治中学校の学費は?
明治高等学校・明治中学校の学費は、入学金が300,000円、授業料が590,400円となっています。その他諸費用が277,000円かかります。詳しくは記事内をご参照ください。
明治高等学校・明治中学校の偏差値は?
明治高等学校・明治中学校の偏差値は、中学校の偏差値は60、高校は73となっています。全国的にもレベル高い難関校となっています。
明治高等学校・明治中学校の進学先は?
明治高等学校・明治中学校の進学先は、明治大学への進学が主で、学部では商学部や政治経済学部への進学が多くなっています。
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