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更新日 2022.12.27

医学部受験において知っておくべきことを紹介!塾・模試の選び方|メリット

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この記事では、医学部受験生の方向けに大学受験模試についてご紹介していきます。

模試には次のようなメリットがあります。

模試のメリット
  • 試験慣れできる
  • 自分の実力を測れる
  • 大学受験のペースメーカーになる

医学部受験では、とくに模試を有効に活用することがとても重要です。

模試選びを間違えたり、模試を有効に活用できなければ、貴重な勉強の時間と労力を浪費することになります。

模試の活用法をよく知り、勉強の効率化を図りましょう。

この記事では医学部受験で知っておきたい模試の活用法や、模試を使った勉強計画の立て方、模試の選び方について詳しく紹介します。

医学部受験生の方はぜひ、この記事を読んでみてください。

【医学部受験】模試を受けるメリットは?

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自分の実力を客観視できる

模試は、現時点での自分の実力を試す良い機会になります。

模試により自分の実力を知ることには、次のようなメリットがあります。

  • 勉強計画を立てられる
  • 自分の弱点に気付ける
  • 受験生の中での自分の立ち位置がわかる

勉強計画を立てられる

医学部模試の成績からは、偏差値や受験者数の中での順位、志望校の合格可能性などが判定されます。

医学部模試の結果を参考にすることで、自分が今後どのような勉強をするべきか、志望校は今のままでいいのかなどを判断しやすくなります。

自分の弱点に気付ける

模試を受けることで、日々の学習ではなかなか気付けない自身の弱点に気付くことができます。

そして、模試で解答できなかった問題から、苦手な科目や単元を見つけ出すことがとても重要です。

解答できなかった問題は、本番の入試までに克服すべき苦手分野です。

模試を受けた後は、間違えた問題を重点的に復習し、苦手分野をなくしていくことが大切です。

受験生の中での自分の立ち位置がわかる

模試を受験することで、受験生の中での自分の立ち位置を確かめることができます。

志望校に合格できる人数には限りがあり、合格人数の中に入るためには、ライバルたちの動向を探ることが必要不可欠です。

自分の今の立ち位置を把握しておくことが、合格を目指すための最初の一歩となります。

試験本番を想定できる

模試を複数回受験することで、場慣れし、落ち着いて試験に臨めるようになります。

また、問題に対する解答のコツや時間配分もわかるようになるでしょう。

これから、模試受験の際に意識しておくと良いことをご紹介します。

  • 模試の効果的な受け方
  • 医学部対策のできる模試を受けよう

模試の効果的な受け方

まず、模試の受験当日は、本番と同じように集中して模試に臨みましょう。

また、試験開始時には、一通り問題用紙に目を通し、大体の時間配分を考えてから解き始めましょう。

また、模試の受験中に気付いたことがあれば、休み時間を活用して忘れないうちにメモしておきましょう。

医学部対策のできる模試を受けよう

医学部を目指している学生は、医学部の入試を想定した専用の模試を受けて受験対策をしましょう。

医学部の入試では、英文問題に医療テーマが出題されることがあります。

医学部専門予備校には、医学部入試に特化した模試を実施しているところもあるので、試験内容を知るためにも受験することをおすすめします。

✔模試受験で自分の立ち位置を把握

✔模試の効果的な受け方

医学部受験で取りたい模試の点数

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ボーダー偏差値について

「ボーダー偏差値」はボーダーライン(合格可能性50%)となる偏差値帯の下限値を表しています。

大学 日程 センター試験 2次
センター満点 ボーダー(得点) ボーダー(%) 濃厚(%) 注意(%) 第1段階(%) ボーダー偏差値  
千葉大学 前期(一般枠) 450 401 89 92 86 73 67.5
前期(千葉県枠) 450 401 89 92 86 73 67.5
後期(一般枠) 450 414 92 95 89 77 70
後期(千葉県枠) 450 414 92 95 89 79 70
東京大学 前期 900 837 93 96 89 68 72.5

マーク模試

国公立大医学科への出願をめざすなら、マーク模試では「得点率85%」以上、つまり「765点(900点満点)」以上の得点を出すことを目標にしていきましょう。

河合塾の全統マーク模試では、模試の得点をもとに、センター試験本番で何点に相当するかを仮想的に示す「換算得点」を設定しています。

実は、全統マーク模試の判定は、この換算得点が基本になっています。

どの業者の模試でも、大体はセンター本試験よりもやや難しくなっているため、「換算得点」は「実際に模試で取れた得点」よりもやや高めになります。

そのため、自分の取れた得点が765点(85%)よりも多少低くても、気を落とすことはありません。

記述系模試

記述系模試には、河合塾の「全統記述模試」と「国立大学オープン模試」があります。

「全統記述模試」の場合、おおまかにいうと、偏差値が「65.0~67.5」あって、合格可能性が「50%」となります。

そこで、全統記述模試で、例えば「65.0」の偏差値を出すのにどれくらいの得点が必要なのかが気になりますね。

大雑把にいうと、平均点が5割弱程度の中で7割くらい取れれば、「65.0」くらいの偏差値になるようです。

全統記述模試の受験生は、7割の得点を目指して勉強に取り組んでいきましょう。

一方、「国立大オープン」は非常に難度が高く設定されているため、平均点が3割~4割弱程度の中で「5割~7割以上」は得点する必要があるでしょう。

河合模試

河合塾の全統模試は、国公立大学・私立大学を問わず、医学部を受験する学生の多くが受験します。

これから「全統記述模試」と「全統マーク模試」についてご紹介します。

全統記述模試

全統記述模試は例年5月、8月、10月に実施されます。

全統記述模試の出題内容は医学部受験に合わせたものとなっているため、必ず受けておきたい模試です。

全統マーク模試

全統マーク模試は医学部を受験する学生が非常に多く受ける模試となっています。

国公立大学を受けずに私立大学のみの受験を考えている学生も、全統マーク模試は受けることが多く、受験者数が多くなることからデータの正確性も高くなっています。

駿台模試

河合塾の模試は受験者が多く、その分、問題が平均化されたものが多くなっています。

そして、最難関レベルの医学部を受験する学生は、満点に近い点数を取ることが多く、正確なデータが出づらくなってしまっているため、そのような学生にはあまり受験をおすすめできません。

それに対し、駿台模試は最難関レベルの医学部を受験する学生が正確なデータを出せるような出題レベルとなっています。

これから、「駿台全国記述模試」と「駿台全国マーク模試」についてご紹介します。

駿台全国記述模試

駿台全国記述模試は例年6月、9月、12月に実施される、難関国公私立大学対策のためのハイレベル記述模試です。

学力が高い受験生同士が競い合う学力上位の母集団の中で、自分がどのくらいの立ち位置にいるのか確認できます。

駿台全国マーク模試

駿台全国マーク模試は、大学入試センター試験と私立大・短大のマーク式試験に対応した模試です。

出題は大学入試センター試験に準拠しており、私立大のマーク式試験にも対応しています。

また、出題範囲は高3生の授業進度に配慮しており、高3の1学期までの復習としても活用できます。

✔マーク模試と記述系模試

✔河合模試と駿台模試

医学部受験生におすすめの模試

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1位:河合塾全統記述模試

全統模試は、河合塾と全国進学情報センターが実施している模擬試験です。

「全統共通テスト模試」「全統記述模試」は、全統模試の2枚看板であり、毎年多くの受験生を集めています。

河合塾全統記述模試のおすすめ度

おすすめ度は5点満点のうち3点。

河合塾全統記述模試を受験することで、見たことのない問題や、形式がまばらな問題に対しての対応力・解答力を測れます。

そのため、自身の総合的な学力を知りたい人にはおすすめです。

ただ、入試の形式に特化していないことや、英作文やリスニングを課されることも多いことから、記述形式の問題やリスニング問題を入試で解く予定がない人は、あまり受験する必要はないでしょう。

難易度

河合塾全統記述模試は、記述模試としては最も簡単な模試ですが、基礎が確認できる良い模試です。

難易度は、進研模試より難しく駿台模試より簡単です。

標準レベルなので自分の実力を測るのにピッタリの模試であると言えます。

日程

全統記述模試は1年間に3回実施されます。

開催日は地域ごとに異なるため、興味のある方は河合塾までお問い合わせください。

2位:駿台全国マーク模試

駿台全国マーク模試の概要

「駿台全国マーク模試」は、その名の通りマーク式の模試です。

センター試験や私大・短大のマーク式問題を意識した問題が出題され、様々な受験生を対象としています。

難易度

駿台全国マーク模試は、センター試験を意識した作問で、センター試験と同じくらいの難易度となっています。

駿台主催の模試は、全般的に難易度が高めで、東大京大志望の人や医学部志望の人などの学力上位層が多く受験します。

そのため、偏差値は低めに出る傾向がありますが、難関大学に限って言えば合格判定の精度は高くなります。

日程

駿台全国マーク模試は1年間に1回実施されます。

例年、7月に実施されています。

3位:東進全国統一医学部テスト

東進全国統一医学部テストの概要

医学部受験生が必ず受けておきたい模試のひとつが「東進全国統一医学部テスト」です。

多くの高校生・高卒生がこの東進の全国統一医学部テストを模試として利用するので、より本番に近い環境で模試に挑むことが可能です。

東進全国統一医学部テストの特長
  • 全国82大学の医学部の合否を判定し、成績表に表示
  • マーク・記述併用で多様な出題形式を網羅
  • 各大学の出題比率に合わせて判定を実施
  • 試験実施から最短13日で詳細な成績表を返却
  • 受験料は無料

難易度

難易度について、「英語以外の科目は比較的簡単だった」という受験経験者の感想が見られました。

また、「あまり出来は良くなかったが、合否判定が優しいようで、A判定がけっこう出ている」といった感想も見られました。

日程

東進全国統一医学部テストは1年間に2回実施されます。

2020年には7月と11月に実施されました。

✔河合塾全統記述模試は総合的な学力を測りたい人におすすめ

✔駿台全国マーク模試はセンター試験と同じくらいの難易度

医学部受験対策におすすめの塾

京都医塾

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京都医塾の基本情報
対象 高校生、高卒生
授業形態 個別指導、少人数指導
所在地 京都府中京区
強み 社員講師による完全1対1の個人授業

京都医塾は京都府京都市にある医学部専門予備校です。

指導実績が豊富で、多くの私立大医学部合格者を輩出しています。

これから京都医塾の特徴をご紹介します。

非常に高い医学部合格率

京都医塾には医学部合格率が非常に高いという特色があります。

2020年度の医学部1次試験の合格率は73%、2次試験の合格率は58%でした。

2020年度も例年同様、入塾当初、模試の偏差値が40台という状態から1年で合格した生徒がたくさんいました。

京都医塾は「すべての生徒の医学部合格の夢をかなえること」を使命としています。

社員講師による完全1対1の個人授業

京都医塾には70名以上の社員スタッフが在籍しており、いつでも質問ができる環境を整えています。

また、京都医塾はチームで指導を行います。

ひとりの生徒に12~14人程度の講師が科目のバランスを取りながらチームで指導することで、生徒一人ひとりに合ったカリキュラムをたてることはもちろん、チームで科目のバランスをとりながら合格に導きます。

1泊2日の京都留学体験

京都医塾の「1泊2日の京都留学体験」で、医学部合格までの道のりをプランニングしましょう。

京都留学体験でできること
  • 京都医塾オリジナルの学力診断テスト
  • ベテラン講師による1対1の個人授業を体験
  • 7割が京大卒の正社員講師から、テスト結果のフィードバック
  • 何十年もの受験データをもとに、合格までの道のりを分析
  • オーダーカリキュラムを設計
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医学部予備校FaciLitA

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FaciLitAの基本情報
対象学年 高校生、高卒生
展開地域 大阪府大阪市
授業形態 プロ講師による個別授業+ゼミ授業

能動的な学習姿勢を身に付けられる

医学部に合格するために必要な「読解力」や「応用力」を身につけるためには「能動的な学習姿勢」が不可欠です。

「何故その解き方をするのか」「もっと良い解き方は無いのか」といった試行錯誤を促し、説明されたことをそのまま覚えるだけでなく、一歩先の内容を自分から考えられる生徒を育てる環境がFaciLitAにはあります。

少人数定員制度

FaciLitAでは全ての生徒に責任を持って指導するために、年間の受入人数を10名に制限しています。

そして、受験生活を大きく左右する生徒の担任は、塾長と副塾長が受け持ちます。

塾長と副塾長が担任として、自習時間の監督や学習指導、各科目の講師間の連携、受験校の選定などを行います。

プロ講師

FaciLitAが選ばれる理由のひとつに、「プロ講師による個別授業+ゼミ授業」があります。

FaciLitAでは、関西の大手予備校・医学部予備校の中でも選りすぐりのプロ講師の指導を一対一で受けられます。

FaciLitAは「プロ講師の指導」と、「生徒の能動的な学習姿勢を伸ばす仕組み」により、生徒の成績を伸ばします。

↓↓詳しい情報はこちら↓↓

✔京都医塾の非常に高い医学部合格率

✔FaciLitA では全ての生徒に責任を持って指導

まとめ

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ここまで医学部受験生の方向けに大学受験模試についてご紹介してきました。

模試の受験には「自分の実力が把握できる」、また、「試験慣れできる」といったメリットがあるので、大学受験をする方はどんどん活用していきましょう。

特に、医学部受験生は医学部模試を上手に活用して、合格に向けた効率的な学習を行うことが重要です。

また、「京都医塾」や「FaciLitA」などの医学部専門予備校を活用することで、医学部合格の可能性を大いに高められるでしょう。

本記事が医学部を受験しようと考えている方のご参考になりましたら幸いです。

【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「駿台模医学部模試」に関してよくある質問を集めました。

模試を受けるメリットとは?

医学部受験のために受ける模試のメリットは自分の実力を客観しできることと、試験本番の想定ができることです。特に医学部はすべての大学で受験できるわけではないため模試を必ず受験しておくべきです。

医学部受験で取りたい模試の点数は?

医学部受験で取りたい模試の点数は全科目の合計でマーク模試では約765点(85%)、記述模試では7割を目指して勉強する必要があります。

医学部受験生におすすめの模試とは?

医学部受験生におすすめの模試は河合模試と駿台模試です。河合模試は医学部受験生を問わずほとんどの大学受験生が受けているのに対して、駿台模試は医学部含め最難関レベルの大学を目指す受験生が多くなっています。

医学部受験生におすすめの塾とは?

おすすめの医学部受験対策のための塾は京都医塾と医学部予備校FaciLitAの2つがあります。これらの塾の説明を詳しく行っているため、ぜひ塾選びの参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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