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更新日 2020.7.16

【最新版】京都大学の化学の問題傾向や時間配分・勉強法・対策

国内でも最難関レベルの大学である京都大学。

化学の試験でももれなく京大色は現れています。

知識・計算力などが求められるのに加え、京大の化学では深い思考力と読解力がカギになります。

京都大学が公開している出題方針を見ると「無機物質,有機化合物,高分子化合物などの個々の性質や反応についての知識を単に蓄積するのではなく,それらに基づいて論理的に思考できることが重要です。

本記事では、京都大学の化学の傾向や対策・おすすめの勉強法を詳細に紹介したいと思います。

【京都大学】化学の試験概要

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化学は理科の選択科目として位置づけられ、化学・物理・生物・地学4科目の中から選択した場合に受験します。

大学入試センター試験個別学力検査

試験日 教科
2020年1月18-19日 地理歴史公民・国語・外国語(英・独・仏・中・韓)
2020年1月19日(日) 理科・数学

二次試験

試験日 教科
2020年2月25日(火) 国語・数学
2020年2月26日(水) 外国語・地理歴史・理科

「化学」はセンター試験が1月18日(土)、個別学力検査は2月26日(水)となっています。

学部名 センター試験 個別学力検査 日本史配点 合計配点(センタ―試験・二次試験)
総合人間学部(文) 100 100 150・650
文学部 50 0 50 250・500
教育学部 50 0 50 250・650
法学部 50 50 270・550
経済学部(文) 50 0 50 250・550

理論化学・無機化学・有機化学(特に高分子)から満遍なく出題されます。

近年無機化学の出題は少なくなる傾向ですが、油断は禁物です。

ここでは化学の試験構成を見ていきましょう。

大問 大問構成 設問形式
1問 理論分野 穴埋め形式
2問 無機分野 穴埋め形式
3問 有機化学分野(有機化合物の構造決定がメイン) 穴埋め形式
4問 有機化学分野(天然高分子または合成高分子) 穴埋め形式

京大化学は100点満点の試験となります。

問題形式としたは「長いリード文の穴埋めから大問が始まり、リード文を誘導として回答する問題が後に続く」という穴埋め方式になっています。

京都大学の入試は全体として高い思考力・読解力が求められる傾向があり、難易度が高い試験です。

京大らしく独自性に富んだ内容で、京大化学のためだけの対策が必須と言えます。

偏差値は学部によって異なりますが、66-77とされています。

偏差値
66-77

京都大学のセンター試験でのボーダーラインは学部によって異なりますが、概ね85%から94%の範囲です。

ボーダーラインは合格可能性50%のラインを示します。

ボーダーラインは年々少しずつ上がる傾向にあります。

最終的な換算時の配点が少ないとはいえ、センター試験にもしっかりとした対策が必要です。

センター得点率(ボーダー)
85~94%

「京都大学の化学は基礎固めをしっかりやっておけば回答できる問題が多い」と言う人もいます。

試験の難易度はそう高く無いイメージを持っているかもしれません。

しかし基礎固めをしっかりやるの内容が、京大受験にあたっては異なります。

独自の問題形式や時間の無さも加味すると、やはり難易度は相当高い試験です。

基礎を身につけた上での高い思考力が求められる骨太な問題が多く、総合的にみて難易度の高い試験と言えます。

【京都大学】化学の出題の傾向と特徴について

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センター試験レベル知識で即答できる問題から、慣れない前提条件で応用力を要求する問題まで、京大化学の入試では難易度の異なる問題が入り混じっています。

リード文を読み解いて取り組みやすい問題と取り組みにくい問題を判断し、優先順位をつけて回答していく練習が必要です。

4つの大問で出題される傾向はそのままですが、2017年度以降は大問の内容に変化が見られます。

各大問が独立した複数の中問で構成されることが多くなりました。

前年2019年度試験でも各大問は1まとまりではなく、中問に分割される形式でした。

2020年度はどちらになるか分からないため、両方の形式を見ておくと良いでしょう。

また、近年の出題範囲の傾向として、無機分野の知識を問われることが減りました。

例年、大問の1・2は理論化学と無機化学からの出題となっています。

直近2018年・2019年と無機化学の知識を問う問題はありませんでしたが、2020年は出題されないと言い切れません。

基本的に幅広く均等に出題されるのが京都大学の化学なので、無機分野についても対策しておきましょう。

例年、物質の構造/酸化還元/化学平衝/熱化学/気体/溶液などの分野から出題されています。

特に、化学平衝と気体は頻出分野なので漏れがないよう学習しておきましょう。

長めのリード文や見慣れない内容の出題もありますが、基礎的な知識と読解力で解ける問題となっています。

最後に無機化学が出題されたのは2017年ですが、それ以前ではチタンの特徴/イオン半径比/キレート錯体/ガリウムの結晶などが出題されていました。

単位格子のイオン半径の計算は特に頻出分野で、高校では習わない物質の見たことない単位格子が出題される場合もあります。

有機化学が大問3で、高分子が大問4で出題されるのが例年の傾向です。

ともに必ず出題されると言って良い頻度で出題され、対策をしっかりと行えば得点源にしやすい分野といえます。

京大化学の受験にあたり、有機化学は得点源にしなくてはならない分野です。

頻出する内容としては、ヒドロキシ酸の重合/アセトアルデヒドの合成/二重結合の切断/オゾン分解/エステルの加水分解を用いた構造決定などがあります。

高分子は大問4で例年出題されやすいです。

糖・アミノ酸・ペプチドの推定/環状ペプチド/アルキルグリコシド/天然有機物の酵素による分解などが近年出題されています。

また、核酸塩基の構造式が問われたこともあります。

★4つの大問で構成される。

前半2問は理論化学・無機化学から、後半2問は有機化学と高分子から出題される。

★長いリード文の穴埋めからはじまり、前半の設問が後半の設問の誘導となることがあるのが特徴。

★回答しやすい問題と難しい問題がハッキリ分かれ、知識の応用力を問う出題がされる。

【京都大学の理論化学/無機化学】試験対策について

まずは基礎的な内容をしっかりと定着させましょう。

頻出分野は手厚く、他の分野も基礎的な内容はもれなくカバーできているのが理想です。

基礎が定着してきたと思ったら、過去問に取り組みましょう。

特に理論化学では、分からなかった問題は正解不正解を確認するだけでなく「なぜこの回答になったか?」がわかるまで考えてください。

京大化学で得点するには、基礎知識を元に考え問題に回答できる思考力を身につけなければなりません。

近年出題が少ないですが、大問1・2の中で無機化学の知識を活用して解く問題が出題されます。

出題頻度・比重ともに少なめとはいえ、過去問を通じて頻出分野の傾向を掴んだ上で基礎的な知識はしっかり抑えておきましょう。

教科書内の図表一部にしか載っていないような知識を問われることもあるので、万全を期すのであれば教科書欄外も含めて確認しておきたいです。

高分子も含めて有機化学は得点の半分を占めるため、知識に抜けのないよう特に力を入れて学習しておきましょう。

基礎的な内容はもちろん、高いレベルの知識を問われる問題も多いです。

その上で、過去問を通じて京大独自の問題形式に対応する練習が必要です。

京大化学の有機分野では、実験中の状況を想定して答えていく問題が出題されることが多いです。

長めのリード文は読解するには骨が折れますが、文章中に散りばめられたヒントを見逃さず活用して回答することが求められます。

高分子についても傾向で挙げた頻出範囲を中心に基礎的な知識を固めた上で、過去問に取り組むのが一番の対策です。

過去問を複数年分解くことで問題の傾向を掴むことができ、京大対策としてさらに補強すべき知識も見えてきます。

基礎固めにあたっては、特に天然有機化合物の知識に穴が無くなるよう力を入れて取り組みましょう。

★高校化学の知識をしっかりと理解した上で暗記することがまずは重要。

★過去問を解いて京大ならではの問題形式に慣れる必要がある。

★過去問の解説は必ずしも充分とは言えないのが悩みどころ。

【京都大学】京都大学の化学は独学で対策できるのか?

化学の基礎をしっかりと理解しながら学習するため、講義形式の参考書がまずはおすすめ。

特に本書は問題も交えての丁寧な解説が特徴で、知識を応用しながら覚えられる京大向けの講義形式参考書です。

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教科書本文の一字一句を徹底的に詳しく研究・解説しており、辞書的に使える参考書です。

過去問を解いていて理解できない内容が出た時に非常に役立ちます。

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京大即応オープンの問題を4回分収録した問題集です。

過去問よりも解説が詳しいため、過去問に入る前に取り組むことでスムーズに対策を進められます。

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上にあげた参考書を活用することで、京都大学といえ対策は可能です。

ただし、独学では知識の抜け漏れを把握しきれず、京大レベルでは基礎固めにも苦労する人が多い様です。

自分の知識の薄い点をピンポイントで指摘・解説してもらえる塾や家庭教師を活用するのが、効率の面で考えればおすすめです。

 

また、京大の過去問は高い思考力や読解力が求められる問題が多く、考え方まで理解して初めて対策ができているといえます。

しかし、過去問の模範回答は不十分な場合も多く、過去問の解説だけで理解しきれるとは限りません。

過去問に取り組む際には、信頼できる指導者にマンツーマンで解説してもらえると試験対策をスムーズに進められます。

★基礎固めは独学でも可能だが、高い水準での基礎力が要求される京大受験では困難が伴う。

★過去問の模範回答は必ずしも十分であるとは言えず、信頼できる人に解説してもらった方が理解は早い。

★基礎固め・過去問演習ともに塾や家庭教師の手を借りるのがおすすめ。

【京都大学】化学に強い家庭教師について

本格的な京大対策にオススメの手段として、家庭教師を活用するのがおすすめです。

ここまで述べたとおり、基礎を抜け漏れなく身につけ、高レベルな思考力や読解力を過去問を通して鍛えるのは独学では難しい からです。

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まとめ

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京都大学の化学試験について、最後にまとめましょう。

まず、京大化学の試験傾向で特徴的なのは長いリード文からはじまる思考力を要求する問題。

高校化学の基礎を応用して解ける範囲ですが、難易度は非常に高いです。

合格を目指すなら、基礎学力をしっかりと身に付けるのがまずは対策の第一歩

本格的な京大の化学試験対策には、過去問で京大の問題傾向に慣れ、基礎を応用して未知の問題に取り組める思考力を鍛える必要があります。

是非こちらの記事を参考にして下さい。