更新日 2023.7.11

【最新】最近の塾の事情・実態は?塾の種類や通塾率、平均費用を解説!

今回は最近の塾事情について徹底解説していきます。

近年、塾の数が毎日のように増えており、それと同時に様々な種類の塾が登場してきました。

それにより、塾の事情も昔とはかなり変わっています。

そこで今回は、「サテライト塾って何?」「塾の選び方は?」「最近の塾の費用相場・塾代は?」「子供はいつから塾に通わせればいいの?」といった疑問にお答えしていきます。

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最近の塾の種類は?

近年、学習塾の指導内容が多様化し、それぞれの強みや得意分野を持つ様々な塾が出てきました。

よって、お子様の目的や向き・不向きに合わせて塾を選ぶ必要があります。

そこでまず、補習塾と進学塾・個別指導塾と集団塾の違いについて解説します。

補習塾と進学塾の違い

結論から申し上げると、補習塾と進学塾は学習の目的が異なります。

補習塾:学校の授業・テスト対策が目的

進学塾:受験対策が目的

補習塾

補習塾は、学校の授業の理解や定期テストの成績アップを学習の目的とする学習塾です。

そのため、基本的に補習塾では学校の進度に合わせてカリキュラムが組まれており、お子様に勉強を楽しく学んでもらうことや勉強する習慣を付けさせることが塾側が目指すところです。

また、主な目的が学校での学習のサポートであるので、基本的にどなたでも入塾可能です。

進学塾

進学塾は、受験対策に特化し、生徒の受験合格を目的とする学習塾です。

そのため、学校の進度よりも先取りし、また難易度も高いカリキュラムが組まれていることが多いです。

しかし、コースによって難易度や授業の速度が異なる学習塾が多いため、成績の優秀な生徒しか入れない・着いていけないということはありません。

集団塾と個別指導塾の違い

集団塾と個別指導塾では、名称の通り指導形態が異なります。

集団塾:複数の生徒が同時に授業を受ける=安いが受け身

個別指導塾:マンツーマンの指導=積極的に参加できるが高額

集団塾

集団塾とは、従来主流であった授業形態である、一つの教室で複数の生徒が同時に授業を受ける指導形態を取っている学習塾です。

メリットとしては「比較的料金が安い」、デメリットとしては「受け身、一方向の学習になりやすい」ということがあります。

友達と一緒に切磋琢磨して高めあいたいという方や塾費用を安く収めたいという方には集団塾がおすすめです。

個別指導塾

個別指導塾は、生徒一人に対し講師一人がつきマンツーマンで指導する授業形態であり、近年人気で個別指導塾は増加傾向にあります。

メリットとしては「柔軟で双方向的な学習が期待できる」、デメリットとしては「比較的料金が高くなる」ということがあります。

多少値が張ってもクオリティの高い授業を受けたいという方や、とことん学力を高めたいという方には個別指導塾がおすすめです。

サテライト塾とは?

サテライト塾とは、映像授業(オンライン・オンデマンド授業)を取り入れた講義を行なっている塾の総称です。

サテライトでの授業はインターネット回線があれば、いつでもどこでも受けることが可能です。

地方で近くに学習塾がない学生はもちろんのこと、部活やその他の習い事で毎日忙しい学生にも向いています。

自分のペースで講義を視聴することが出来ますので、決まった時間、決まった場所に毎週行くことが難しい場合でも受講することが可能です。

✔︎塾は多様化

✔︎目的が異なる補習塾と進学塾

✔︎集団塾・個別指導塾はそれぞれにメリット・デメリット

最近の子供たちの通塾率は?

学年・校種別に通塾率を比較

子供の通塾率

公立小学校
39.1%
私立小学校
75.1%
公立中学校
69.3%
私立中学校
60.3%
公立高校
37.8%
私立高校
38.2%

※データは平成30年度(2018年度)のものです

最も通塾率が高いのは私立校に通う小学生で、なんと75%もの児童が学習塾に通っています。

つまり私立小学校に通う子供のうち塾に通っていない児童は4人に1人しかいないということになります。

それに対して公立小学校に通う児童の通塾率は約4割にとどまり、2倍近い差があることがわかります。

小学生の通塾率は私立校が公立校を大きく上回っていた一方で、中学生になると公立中学校に通う生徒の方が通塾率が高くなっています。

これは、多くの公立中学生が高校受験をするのに対し、私立中学校の場合は中高一貫校が多く受験が必要ないことが原因として挙げられるでしょう。

高校生では公立校私立校の間に大きな差はなく、いずれも4割程度の生徒が通塾していることがわかります。

✔私立小学生は4人に3人が通塾している

✔中学生は公立の方が通塾率が高い

✔公立高校と私立高校はいずれも4割程度が通塾

【いつから】塾に通い始めるタイミングは?

保護者の方にとって子供をいつから塾に通わせるかということは悩む点でもあります。

しかし、子供を塾に通わせるに相応しいタイミングは学習の目的によって大きく変わってきます。

ここでは、目的別に、子供が塾に通い始めるべきタイミングについて解説します。

小学生

学校の補習目的で塾に通う場合

受験などの目的でなく、学校の補習目的で塾に通う場合は、人それぞれタイミングは異なります。

子供が授業についていけなくなったり、通知簿・定期テストの点数が思うように取れなくなってきたら通塾を検討してみてください。

中学受験をする場合

中学受験を検討している場合は、小学3~4年生で塾に通い始めるのが一般的です。

特に、難関と言われるような私立中学校に受験予定の子供の場合は、小学校低学年の頃から塾に通い、先取りして勉強しているケースも少なくありません。

中学生

内申点を重視する場合

高校受験では受験校に内申点を提出する必要があるため、内申点をキープしたいという方も多いのではないでしょうか。

内申点を意識した場合、中学3年間を通してある程度の成績を維持する必要があります。

そのため、高校受験に向けて内申点を意識する場合には1年次から塾に通うのがおすすめです。

部活を重視する場合

部活に力を入れている人は引退後に塾に通い始めようと考える人が多いでしょう。

しかし、引退後の中学3年生の夏からの半年間では、受験に必要な学習が間に合わなくなる恐れがあります。

そのため、中学2年生ごろから塾に通い始め、緩やかなペースで通塾しながら部活と勉強を両立し、部活を引退した後にコマ数を増やすなどして勉強に専念するのがおすすめです。

高校生

高校生の場合、現役での大学合格を目指すのであれば、高校2年生から塾に通い始めるのがおすすめです。

塾に通うのが早ければ早いほど学力は高くなりますが、高校生になると塾の費用も高くなるため、高校1年生のうちから塾に通わせるのは難しいというご家庭も多いでしょう。

高校2年生から塾に通い始めれば、料金を抑えながら受験への十分な対策を行うことができます。

✔中学受験をする場合は小3~小4からが一般的

✔中学生は内申点と部活のどちらを重視するかがポイント

✔高校生は2年生からの通塾がおすすめ

【目的・形態別】塾の料金(費用)相場は?

補習塾と進学塾の料金(費用)相場は?

先述の通り、補習塾と進学塾では学習の目的が異なるため、料金も異なってきます。

補習塾と進学塾の料金相場について解説します。

小学生の場合

学年 塾形態 月間料金
小4~小5 補習塾 15,000~30,000円
進学塾 33,000~58,000円
小6 補習塾 15,000~30,000円
進学塾 75,000~100,000円

表からもわかるように、補習塾と進学塾では授業料が大きく異なります。

また、補習塾では目的が変わらないため学年が上がることによる料金の変化はない場合が多いものの、進学塾では小学6年生になると授業料が跳ね上がるケースも多いようです。

中学生の場合

学年 塾形態 月間料金
中1~中2 補習塾 25,000~33,000円
進学塾 50,000~66,000円
中3 補習塾 33,000~54,000円
進学塾 66,000~108,000円

小学生と同様に、最終学年になると受験を目前に控えて力を入れた学習が必要になるため、料金が上がります。

どのレベルの高校を目指すかによって授業回数や学習の水準も変わってくるため、中学3年生の進学塾の料金には大きな幅があります。

高校生の場合

高校生の場合、ほとんどの塾が大学受験に向けた指導を行っており、補習塾・進学塾という区別はあまりありません。

個別指導と集団塾という区別が主な違いになってきますので、次の項目で詳しく見ていきましょう。

集団塾と個別指導塾の料金(費用)相場は?

小学生の場合

塾形態 月間料金
個別指導塾 30,000~50,000円
集団塾 20,000~40,000円

小学生の場合、個別指導塾と集団塾の間の料金の差は10,000円程度とそこまで大きくありません。

ただし年間で考えると100,000円以上の差が出てきますので、注意が必要です。

中学生の場合

塾形態 月間料金
個別指導塾 30,000~50,000円
集団塾 25,000~40,000円

中学生になると集団塾の費用相場がやや上がりますが、それぞれがほぼ小学生と同程度の費用になっています。

中学生の場合、高校受験のために塾に通う人が多いと思いますので、志望校のレベルを加味し、指導のクオリティと経済的なバランスを考えて塾選びをする必要があります。

高校生の場合

塾形態 月間料金
個別指導塾 40,000~80,000円
集団塾 30,000~50,000円

高校生の場合、個別指導塾の料金が小中学生と比べてかなり上がり、高いところでは80,000円程度の料金がかかります。

大学受験はその後の人生を左右する重要な局面ですので、高い料金を払っても個別指導の丁寧な指導を受けたいという人も多いのではないでしょうか。

✔︎補習塾と進学塾では料金に大きな差がある

✔︎集団塾と個別指導塾では比較的個別が割高

✔︎個別指導塾では多くのカリキュラムから選べる

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まとめ

今回は、塾の種類や、種類ごとの料金相場、塾に通い路始めるべきタイミングなどといった最近の塾事情について解説致しました。

こちらの記事をご覧になった保護者の方々には、かつての塾事情との違いに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

学習業界が常に進歩を続ける中で通塾を考える際には、さまざまな要素に注意する必要があります。

最後には目的別のおすすめ学習塾・家庭教師もご紹介しましたので、気になる塾・家庭教師についてはぜひ気軽に問い合わせてみて下さい。

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【初心者でもわかる】この記事のまとめ

「最近の塾事情」に関してよくある質問を集めました。

サテライト塾とは?

サテライト塾とは、映像授業(オンライン・オンデマンド授業)を取り入れた講義を行なっている塾の総称です。サテライト授業はインターネットが使える環境下であれば、いつ・どこでも受講可能なため近年注目を集めています。駿台・河合塾・東進ゼミナールなど大手塾が実践しています。サテライト塾など最近の塾種類に関する詳しい情報はこちらを参考にしてください。

最近の子供たちの通塾率は?

子供たちの通塾率は年齢や通っている学校によって異なります。高校生は私立・公立ともに4割程度、公立中学では約7割、私立中学では約6割が塾に通っています。また、小学生の通塾率の差は顕著で、公立では約4割なのに対し、私立では7割以上の児童が塾に通っています。子供たちの通塾率に関する詳しい情報はこちらを参考にしてください。

この記事を企画・執筆した人
-StudySearch編集部-
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