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更新日 2023.5.9

【最新版】共通テスト地学のおすすめの問題集・対策・問題を徹底

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センター試験は共通テストに変更されました。

内容が大幅に改正されたため、困惑している受験生はたくさんいます。

すべての教科について、これから出題傾向などが変わることが予想されているため、特別に対策することが必要となるのです。

いろいろな教科がある中でも地学がどのように変化するのか気になる人は多いのではないでしょうか。

そこで、こちらでは共通テストの地学について、変更点や対策方法などをまとめました。

各科目ごとの変更点や、出題分野などをご紹介しています。

共通テスト【地学】について

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共通テストの基本情報

配点と試験時間

共通テストの地学は、地学と地学基礎がありますが、今回は地学について解説していきます。

配点は100点であり、試験時間は60分です。

配点と試験時間については下記にまとめてあります。

基本的にセンター試験のときと配点や試験時間は同じなため、これらの点については困惑することなく受験できます。

科目 配点 試験時間
地学 100点 60分

2032年度の地学共通テストの配点の詳細についてまとめました。

大問 単元 配点 テーマ
1 総合問題 20 二次元と三次元の相互変化
2 地球 20 A 固体地球
B プレートテクトニクスとマグマの発生
3 岩石・地質・歴史 22 A マグマの化学組成
B 地質と古生物
C 人類の進化
4 大気・海岸 18 A 地球大気
B 海洋表層の大規模な循環
5 宇宙 22 A 火星での天体観測
B 太陽系と恒星

表からわかるように地学は地学でも多くの単元に分かれて幅広く出題されています。

地学を受験する際は各単元しっかりとした対策が必要です。

2023年の共通テストの試験日と出題方式は下記の通りです。

2023年1月14日、1月15日 マークシート方式

記述式の試験は見送られたため、共通テストもセンター試験と同様にマークシート方式のみとなります。

1日目である1月14日には地理歴史公民、国語、外国語が出題されます。

そして、1月15日には理科と数学が出題されます。

各年度の平均点

ここでは近年の共通テスト・センター試験の地学の平均点をまとめています。

年度 2022年度 2022年度 2021年度 2020年度
(センター試験)
平均点 49.85 52.72 46.65 39.51

最新の2022年度の平均点が一番高くなっていますが、2021年の共通テストから少し傾向が見えていたため、少し平均点が上がっているようです。

2024年の共通テストはより傾向をつかむことが可能なため、過去問をしっかり分析して受験に挑みましょう。

共通テスト【地学】の出題分野と対策方法

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共通テスト地学の出題分野

共通テストの地学は基本的には教科書レベルの知識や思考力についての問題が出題されます。

問題文だけではなく、図やグラフ、表も出題されて、これらからどういった情報を読み取ることができるのか判断をする、どんな実験が必要なのか、与えられたデータからどんな結論を出せるのかを考察するといった問題が出ます。

教科書に掲載されている分野すべてが出題範囲となります。

基礎的な地学現象の知識を理解していることを前提として考察力がないと解けない問題が多いです。

主な分野としては地球物理や岩石・鉱物、プレートテクトニクス、地質・地史、気象・海洋、天文といったものです。

共通テスト地学の対策方法

  • 教科書の例題を重点的に確認する
  • 日本の地質と地史を図や表で確認する
  • 計算問題はまず解答欄の単位と桁数を見る

教科書の例題を重点的に確認する

地学は各単元に渡って多くの応用問題が出題されているので、各単元の公式や法則を完璧に覚える必要があります。

公式や法則は教科書の例題や最初の基本問題の所に記載されてることが多いため、練習問題や演習問題ばかりではなく、例題の基本的な情報も確認しておくべきでしょう。

日本の地質と地史を図や表で確認する

地学は各地域の地層や形成過程などを理解しないと問題を解くことが出来ません。

しかし、日本列島の形成過程や地質帯分布などは文字だけではなく、図やイラストで構造を理解しておくべきです。

演習後に再確認するという意味でも試験直前も気を抜かずに最終チェックを怠らないようにしましょう。

計算問題はまず解答欄の単位と桁数を見る

共通テストの地学では、問題文や表中の値を読み取って距離や密度を計算して解答するなど、単位や桁数を間違えて失点してしまいそうな問題が多くなっています。

単位や桁数ミスを無くす対策として、問題文やグラフの中・解答の単位などに注目していきましょう。

落ち着いて探せば、必ずヒントが隠されています。

✔地学や地学基礎は配点や試験時間についてセンター試験とまったく同じ

✔記述式は見送られたため共通テストはすべてマークシート方式

✔共通テストでは図やグラフ、表の出てくる出題が増えると予想されている

共通テスト【地学】とセンター試験【地学】との変更点

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センター試験との変更点

日常生活や社会と関連する題材が出る

他の科目と共通する変更点として、日常生活や社会と関連する題材が取り上げられるケースが予想されます。

たとえば、ニュースなどで取り扱われた地学の現象が問題に出る可能性があるのです。

そのため、日頃からニュースや新聞などに目を通して、日常に関わる地学の現象について興味や関心を抱いておくことは大切です。

普段の生活に関わりのあるものから出題されることがあるため、日常の生活で常に地学的なことへの意識を高めておくとそれが対策になります。

実験・観察や調査実習、探究活動からの出題が予想される

2021年度・2022年度の出題傾向から、共通テストの地学では単に知識を問う問題だけではなくて、思考力を必要とする問題の割合が増えると予想されます。

そのため、教科書の中でも実験・観察や調査実習、探究活動からの出題が多くなるでしょう。

教科書にある参考や探究活動といった分野もしっかりと読み込んで理解しておくことが大切です。

学校で地学の実習があるならば積極的に参加して、実験や調査などを経験しておくと問題を解きやすくなります。

共通テスト【地学】で求められる能力

読解力が求められる

新しい共通テストでは従来よりもさらに読解力が求められる傾向にあると予想できます。

文章だけではなくグラフや図表がふんだんに用いられるようになり、複数の資料から情報を読み取り、統合して考察する力が重視されるのです。

文章や資料の量が従来よりも増えると予想されていて、これまで以上に読解力や思考力が要求されるようになります。

単に暗記しただけでは対処できない問題が増える可能性があるのです。

科学に関する深い思考力が求められる

共通テスト地学では教科書で扱われていなかったような資料などが示される可能性が高いです。

そのような問題が出ても落ち着いて科学的に情報を分析して考察することが求められます。

そのため、共通テスト地学では科学について基本的な考え方や知識、数的処理の能力を必要とすることが増えると予想されるのです。

科学というものに対してきちんと理解していることが重視されるため、科学的思考力を養っておく必要があります。

✔社会や日常生活に関連した題材が取り上げられる可能性が高い

✔実験や調査、探索活動といった分野からの出題が増えると予想される

✔数的処理や科学的思考力、分析力などを有することが要求される

共通テスト【地学】対策におすすめの問題集・参考書

地学におすすめな参考書

もういちど読む 数研の高校地学

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共通テストの地学の対策におすすめする参考書がもういちど読む 数研の高校地学です。

数研より出版されています。

共通テストに対応した基礎的な問題から演習問題まで一冊にまとまった参考書になっていあます。

また、共通テストだけではなく、二次試験の記述問題にも対応しているため文系・理系誰でも有効的に活用することが出来ます。

共通テストで出題が予想される図の読み取り問題やイラストについても具体的に解説されています。

あれもこれもと手を出すよりも、まずはこの1冊を完璧に仕上げるとよいでしょう。

2021共通テスト攻略レビュー 地学基礎・地学

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地学を受験するときにおすすめする問題集は「2021共通テスト攻略レビュー 地学基礎・地学」です。

こちらは2015年以降のセンター試験と2018年の試行調査の問題を収録しています。

共通テストといっても基本となる知識や考え方は従来のセンター試験と共通している部分が多いです。

そのため、しっかりと過去問を解いておくことはこれからも必要なことです。

こちらの問題集であれば、多くの問題に取り組むことができるため、共通テスト対策としてぜひやっておきたいものです。

✔「ハイスコア!共通テスト攻略 地学基礎」は図の読み取り問題の対策ができる

✔「2021共通テスト攻略レビュー 地学基礎・地学」は過去問が網羅されている

✔多くの問題に取り組むことが共通テスト対策につながるため重要

共通テスト【地学】におすすめの塾・家庭教師

個別教室のトライ

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個別教室のトライの特徴

個別教室のトライはこれまでに数多くの生徒を指導してきた実績のある個別指導塾です。

独自の学習法によって子供の指導に取り組み、理解を深めることに成功してきました。

完全1対1による個別指導をしているのが特徴であり、それぞれの生徒に合わせてオーダーメイドのカリキュラムを用意して、成績アップのために尽力します。

また、積極的にデジタル技術を活用しているのも特徴であり、トライ式AI学習診断を利用してカリキュラム作成を行います。

個別教室のトライの合格保証コース

個別教室のトライは高校生・大学受験生を対象に合格保証コースを用意しています。

2020年度の32大学から最新では129大学に拡大が決定するなど確実な合格率を誇っています。

合格大学は早慶・MARCH・関関同立・産近甲龍など難関私立大学や国公立大学などが多く挙げられています。

トライの合格保証コースは以下の生徒におすすめです。

  • 自分なりに勉強しているのに成績が振るわない
  • 自分に合っている勉強法が見つからない
  • 計画的に勉強することが苦手

このように自分の勉強スタイルがまだわからない人も確実に合格できる成績まで上げることが出来ます。

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共通テスト地学の見送られた記述解答について

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共通テストでは当初国語と数学で記述式の試験が導入される見通しでした。

しかし、受験生に不安が残り、安心して受験できる体制を整えることが困難と判断されたため、導入は見送りされました。

少なくとも2022年の共通テストにおいて記述式の問題が出題されることはありませんでした。

記述解答の見送りについては、期限を区切った延期ではないと発表されています。

したがって、今後は記述式を出題するかどうかまっさらな状態から対応するということです。

現在はマークシート式ですが、これからの展開について予想することは困難でしょう。

記述式を含めて大学入試改革には批判が高まっているため、あまり大きな変更はされないのではないかという予想があります。

もし、なにか変更があるのであれば、早めに情報が公開されるため、常に大学入試改革について新しい情報に目を向けるとよいです。

✔受験生の不安を取り除くために記述式の出題は見送られることになった

✔2022年の共通テストに記述式の問題が出されることはなかった

✔今後の展開については常に新しい情報に注目しておくことが大切

まとめ

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共通テストの地学は配点や試験時間、出題分野には大きな変化がありません。

しかし、問題の傾向は変わると予想されていて、より読解力や科学的思考力が問われる内容になると考えられています。

これまでまだない新しい問題が出題されることが予想されるため、しっかりと実力をつけて万全の状態で試験に臨むことが求められます。

共通テストの地学対策のためにおすすめの問題集や塾を紹介しました。

これらを活用して共通テストの地学に挑戦して高得点を狙いましょう。

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個別教室のトライ

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【地学・共通テスト】この記事のまとめ

「地学・共通テスト」に関してよくある質問を集めました。

地学・共通テストとは?

2020年度から新入試制度として導入された試験で、センター試験の時とは少し異なっている部分もあります。
地学・共通テストの詳しい情報を知りたい方はこちらをご覧ください。

地学・共通テストとセンター試験との変更点とは?

共通テスト地学に求められる能力・センター試験との変更点があるのでしょうか。
詳細にご紹介していますので気になる方は こちらをご覧ください。

地学・共通テスト対策におすすめの参考書とは?

地学・共通テスト対策に有効な参考書はいくつかあります。
特におすすめな地学の参考書は、2021共通テスト攻略レビュー 地学基礎・地学 です。

ほかにもいくつか参考書をご紹介していますのでこちらをご覧ください。

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-StudySearch編集部-
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