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更新日 2023.7.20

愛知の国公立大│名古屋工業大学の偏差値・倍率を徹底解説

名古屋工業大学への受験を考えている人はいませんか?名古屋工業大学は歴史の長い、愛知県で非常に人気のある国立大学です。

よく名工や名工大と呼ばれることが多い大学です。

受験生の皆さんは各学部の倍率や過去問にはどのような問題が出題されているのか、など知りたい情報が多くあるでしょう。

今回は個性豊かで国際性に富んだ、これからの社会を担う人材を育成する名古屋工業大学について詳しくご紹介していきます。

名古屋工業大学基本情報

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名古屋工業大学の基本情報
キャンパス 御器所キャンパス
アクセス JR中央本線・地下鉄鶴舞線 鶴舞駅下車
地下鉄桜通線 吹上駅下車
市バス栄18 名大病院下車
市バス 昭和巡回 名大病院下車
学生数 約5,700人

名古屋工業大学は名古屋駅からおよそ15分、緑豊かな鶴舞公園のそばにキャンパスを構えます。

最寄駅からも近く、交通アクセス抜群ながら緑に囲まれた地で勉強することができます

高度工学教育課程5学科と創造工学教育課程1コースと基幹工学教育課程1コースからなる工学部第一部と4学科からなる工学部第二部があります。

※2021年度4月の入学者をもって第二工学部の学生の募集は停止しています。

✔名古屋駅からも近い抜群のアクセス

✔緑に囲まれたキャンパス

✔現在は全部で7つのコースがある

名古屋工業大学の学科別偏差値・レベルと学科紹介

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こちらでは偏差値の高い学科から偏差値、試験科目、日程方式をご紹介していきます。

学科のよって科目が制限されていたり日程方式が前期しかないものもあります。

志望する学科の 試験科目、日程はよく確認しましょう。

偏差値は塾や前期・後期日程により異なるため参考程度に確認してみてください。

  • 生命・応用化学科
  • 情報工学科
  • 物理工学科
  • 電気・機械工学科
  • 創造工学教育課程
  • 社会工学科、専攻
  • 基幹工学教育課程

生命・応用化学科、専攻

偏差値 試験科目 日程方式
60〜64 数学・理科(化学/物理)・英語 前期・後期

生命・応用化学科では環境問題やエネルギー問題等の重要課題を解決するため、分子設計、有機・無機合成、生命現象などの幅広い化学的知識を学び、新規材料の創製や、生命機能の解明・再生等のための知識と技術を習得します。

「生命・物質化学分野」「ソフトマテリアル分野」「環境セラミックス分野」の分野を重点的に学びます。

情報工学科、専攻

偏差値 試験科目 日程方式
60〜64 数学・理科(化学/物理)・英語 前期・後期

情報工学科では、情報化社会を担う技術者としてネットワーク分野、知能情報分野、メディア情報分野の3分野から構成されています。

高度情報化社会を支える通信と計算機技術の開発ひとに優しいメディア情報システムの実現などを目指しています。

「ネットワーク分野」「知能情報分野」「メディア情報分野」の分野を中心的に学びます。

物理工学科、専攻

偏差値 試験科目 日程方式
60〜63 数学・理科(化学/物理)・英語 前期・後期

地域・産業の発展と持続可能な社会の実現には、新しいシミュレーション解析やナノスケール計測技術の創成とイノベーションに不可欠な革新的機能材料の開発が求められています。

そのために物理工学科では「材料機能」と「応用物理」の学術分野を融合させた学びが行われています。

電気・機械工学科、専攻

偏差値 試験科目 日程方式
60〜63 数学・理科(物理※)・英語 前期・後期

※後期試験は化学と物理の選択が可能。

身の回りの製品を設計するための原理や連携技術・生産技術まで、電気電子工学と機械工学の広範な知識と応用力を持った技術者教育が特色・強みです。

教育目標に根ざして、当学科では電気電子分野と機械工学分野の2つのプログラムを用意しています。

創造工学教育課程

偏差値 試験科目 日程方式
59〜64 数学・理科(化学/物理)・英語・小論文・面接 前期・後期

創造工学教育課程は学部4年間と大学院博士前期課程2年間を接続した6年一貫の学習を提供し、幅広い工学分野のセンスをもった総合的エンジニアを育成します。

当学科では学習目標に応じて自らカリキュラムを設計し、分野横断的に授業を組み立てることができます

新しい価値を作り出す「工学デザイン科目」やPBL(Project Based Learning)演習、アクティブラーニングによる学習など特色あふれる授業を学びます。

「材料・エネルギーコース」と「情報・社会コース」の2つのコースがあります。

社会工学科、専攻

偏差値 試験科目 日程方式
58〜64 数学・理科(化学/物理)・英語 前期・後期

本学科は、建築デザイン分野・環境都市分野・経営システム分野の3つの分野から構成されています。

人間空間、都市環境、企業経営など、国や地域社会と人の生活に深くつながる分野の高度な専門性と実践力を持つ人材を育成します。

持続可能な社会を作っていくための知識を身につけることができます。

基幹工学教育課程

偏差値 試験科目 日程方式
面接・口頭試問 推薦

基幹工学教育課程は、製造や施工などの現場で活躍できる人材を育てることを目的とした5年制の夜間課程です。

「電気・機会工学コース」と「環境都市工学コース」に分かれています。

働きながらも学ぶことができ、より実戦的な知識を学ぶことができあす。

名古屋工業大学のレベルはどのくらい?

ここまで、名古屋工業大学の学科の偏差値を見てきました。

名古屋工業大学はどのくらいのレベルなのでしょうか。

一般的に名古屋工業大学を受験する学生は、東京工業大学金沢大学名古屋大学、 私立大学でいうと、GMARCH関関同立を志望する学生が多いようです。

また、電気通信大学・東京農工大学・名古屋工業大学・京都工芸繊維大学からなる電農名繊と呼ばれる専門な大学の1つでもあります。

そのため、名古屋工業大学のレベルは比較的高い大学であることが伺えます。

✔偏差値は50から60くらい

✔前期のみ試験が行われる学科もある

✔高度な専門性と実践力を持つ人材を育成

✔電農名繊と呼ばれる大学群の1つ

名古屋工業大学の入試について|倍率や入試対策

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名古屋工業大学の各学科の特徴や学習内容がよく分かりましたね。

こちらでは気になる学科ごとの倍率と入試対策についてご紹介します。

名古屋工業大学の倍率

ここからは各学部の2023年度入試の倍率について、ご紹介します。

学科名 前期倍率 後期倍率
生命・応用化学科 2.9倍 6.6倍
物理工学科 4.6倍 10.7倍
電気・機械工学科 3.1倍 7.9倍
情報工学科 4.0倍 10.1倍
社会工学科 (建築・デザイン分野) 4.6倍 9.9倍
社会工学科 (環境都市分野) 2.9倍 8.5倍
社会工学科 (経営システム分野) 4.5倍 5.9倍
創造工学教育課程 (材料・エネルギーコース) 2.1倍 5.9倍
創造工学教育課程 (情報・社会コース) 3.1倍 10.9倍
基幹工学教育課程 (電気・機会工学コース) 1.8倍
基幹工学教育課程 (環境都市工学コース) 0.8倍

学科により倍率は異なりますが、後期日程は前期日程の倍近く倍率が高くなっていますね

第一志望の学科は前期に受験することをおすすめします。

また同じ学科でも学ぶ分野によって倍率が異なりますのでよく確認してみてください。

また、基幹工学教育課程は推薦の日程のみとなっており、前期・後期試験は実施されません。

学校推薦型選抜・総合型選抜

ここでは、名古屋工業大学の推薦入試をご紹介します。

以下の表は、名古屋工業大学で学校型選抜または、総合型選抜が実施されている学科一覧になります。

実施方法 学科名
学校推薦型選抜 物理工学科(女子)
電気・機械工学科(女子)
情報工学科(女子)
社会工学科〈環境都市分野〉(女子)
社会工学科〈経営システム分野〉(女子)
創造工学教育課程
総合型選抜 社会工学科(建築・デザイン分野)
社会工学科(環境都市分野)
基幹工学教育課程(夜間主)

学科名の後ろに(女子)と書いてある学科は、女子のみの募集になります。

応募する際には、しっかり確認をしてから出願するようにしましょう。

名古屋工業大学の共通テスト得点率

ここでは、名古屋工業大学での学科別の共通テストの得点率を表にしました。

学科名 共通テスト得点率
情報工学科 前期:74%
後期:80%
生命・応用化学科 前期:70%
後期:77%
物理工学科 前期:72%
後期:79%
電気・機械工学科 前期:74%
後期:80%
社会工学科/建築・デザイン分野 前期:73%
後期:80%
社会工学科/環境都市分野 前期:70%
後期:77%
社会工学科/経営システム分野 前期:70%
後期:77%
創造工学教育課程/材料・エネルギーコース 前期:68%
後期:72%
創造工学教育課程/情報・社会コース 前期:69%
後期:74%

前期の試験では、全体的に60%後半~70%前半の得点率となっています。

一方、後期の試験では、70%前半~80%と高めになっています。

後期日程では、複数の学科で、共通テストの得点率80%が必要であることが分かります。

どの学部も前期より後期の入試の方が共通テストの得点率は高くなっています。

名古屋工業大学の入試対策

名古屋工業大学の試験科目は数学・理科・英語の3科目です。

名古屋工業大学の入試内容
科目 試験時間 配点
数学 120分 400点
理科 100分 400点
英語 80分 200点

※創造工学教育課程は他に小論文、面接があります。

英語の対策

大問 前期日程の出題内容
計4問で長文1つにつき1問出題
要旨選択・内容一致選択・本文内の空欄に当てはまる英文選択・文の並び替え選択
計10問
本文内空欄の語句を選択
計10問
本文中の語句と似た意味の語句を選択・本文に関する質問の答えを選択
計4問で英文1つにつき1問出題
文に関する表や質問に答える
1問 60から80語の英作文

英語の試験は選択問題が多いのが特徴です。

大問ⅠからⅣまでは1ページ程度の長文や1段落程度の英文を読み、答える問題です。

量が多いため英文を早く読めるようにしましょう。

理科の対策

名古屋工業大学の理科の試験は一部の学科や日程を除き、物理または化学どちらか一方を選択することができます。

得意な科目を選べる一方、1科目で400点と配点が高くなります

前期日程の出題内容
大問 化学 物理
物質量計算・状態変化 力学
有機化合物 電気力学
無機化合物 熱力学や波動

化学はエネルギーや環境問題を扱った問題が多いです。

物理は標準的なレベルですが、配点が高く差を付けやすいので、やや難しめの問題集を何回も解きましょう。

✔倍率が前期日程の方が低い

✔英語は選択問題が多く、最後の大問は英作文が出題される

✔基本的に化学と物理どちらを受験するか選べる

名古屋工業大学受験の進路や進学状況について解説

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ここでは、名古屋工業大学の進路や進学状況を解説します。

理系の大学ということもあり、2023年5月1日現在で、2022年度工学部卒業者944名の内708名が大学院に進学をしています。

つまり、全体の75%が大学院への進学を選択しているということになります。

一方で、就職率も高い数値を出しています。

工学部の求職者215名の内、就職社は211名となっており、100%近い就職率であることが分かります。

主な就職先としては、三菱電気やトヨタ自動車・オービックなどがあります。

工業系の大学ということもあり、産業業界への就職が中心となっています。

✔大学位進学社が7割以上いる

✔就職率もほぼ100%と高い

✔産業系の会社に就職する人が多い

名古屋工業大学受験におすすめの塾は?

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受験勉強では学習プランが立てられない、記述問題を自分で採点できない、など様々な悩みが生まれます。

そんな時は塾の先生に相談するのがおすすめです。

こちらでは名古屋工業大学の対策におすすめの塾をご紹介していきます。

個別教室のトライ

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個別教室のトライの基本情報
対象 小学生・中学生・高校生
指導形態 個別指導、オンライン指導
教室一覧 全国607教室

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まとめ

 

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今回は名古屋工業大学の偏差値や倍率、受験科目など受験生が気になるポイントをたくさんご紹介していきました。

他にもオープンキャンパスはいつあるのか、や希望する学科の就職先はどのようなものがあるのか、など後悔しない大学選び、学科選びをするためにも自分が大学に何を期待しているのかを考えて、ぜひ調べてみてください。

また、志望学科が決まっている方は過去問を解いて傾向を確認したり、ご紹介した塾が自分に合っているかなども調べてみてください。

より詳しい情報を知りたい方は、名古屋工業大学の公式HPをご覧ください。

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この記事のまとめ

「名古屋工業大学」に関してよくある質問を集めました。

名古屋工業大学の偏差値は?

名古屋工業大学の偏差値は「生命・応用化学科」「情報工学科」が最も高く、60〜64となっています。
次に「物理工学科」「電気・機械工学科」が60〜63と高くなっています。
記事内では各学科の偏差値を紹介しています。
詳しくはこちらからご確認下さい。

名古屋工業大学の倍率は?

名古屋工業大学の倍率は、0.8倍~10.9倍とかなり幅広い倍率となっています。
平均的に後期倍率が高くなっており、社会工学科 (建築・デザイン分野)の後期日程が最も高く9.4倍となっています。
倍率の幅が広いため、志望する学部の倍率はしっかりと確認しておくと良いでしょう。 詳しくはこちらをご覧ください。

名古屋工業大学の入試対策は?

名古屋工業大学の試験科目は数学・理科・英語の3科目です。
英語の試験は選択問題が多いのが特徴です。
また理科科目では物理または化学の得意な科目を選べぶこことができます。
一方で1科目で400点と配点が高くなります。
記事では入試対策について詳しく解説しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

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-StudySearch編集部-
この記事は、StudySearchを運営している株式会社デジタルトレンズのStudySearch編集部が企画・執筆した記事です。
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