夏休みには、塾に通い勉強する人もいれば、自宅で勉強する人もいることでしょう。
夏休みは学校の授業が進まないからこそ、普段できないような総復習・苦手分野の克服をすることができる絶好の機会です。
そんなチャンスを生かすには、夏休みをフル活用できる夏期講習がピッタリです。
しかし、夏期講習を実施している塾や予備校・家庭教師は沢山あり、どこを選べば良いのか分かりませんよね。
ここでは、夏期講習の正しい選び方や、夏期講習での勉強法、夏期講習を受けるのにおすすめの塾・予備校・家庭教師についてご紹介します。
ここでは、夏期講習の正しい選び方について説明します。
まず、夏期講習に通う目的について確認しましょう。
夏期講習に通う目的としては、受験対策がしたい場合と、学校の授業対策がしたい場合が考えられます。
受験生にとって勝負の時期となる夏休みには、夏期講習が必須です。
受験対策が目的で夏期講習に通いたい方は、レベル別や志望校別の対策授業がある塾を選ぶことをおすすめします。
塾によっては、自分専用のオーダーメイドカリキュラムを作成してくれる塾や、志望校決定のアドバイスをしてくれる塾もあります。
学校の授業対策を目的に、夏期講習に通う方には、授業の予習・復習ができる講座や、苦手分野を克服できる講座の受講がおすすめです。
地域に密着した塾も、定期テスト対策に優れているためおすすめです。
次に、目的に沿った環境の塾はどこなのか確認しましょう。
夏期講習の環境としては、個別指導塾なのか集団指導塾なのかと、サポート体制が考えられます。
学習塾の指導形態には、1・2人の生徒に1人の講師がつく個別指導塾と複数の生徒に1人の講師がつく集団指導塾があります。
苦手分野をじっくり解決したい場合は個別指導塾が、ライバルと切磋琢磨しながら学習したい場合は集団指導塾がおすすめです。
夏休みに家には家族がいて集中して学習することができないという場合は、自習室が備わっている塾への入会がおすすめです。
また、自分ではどうやって勉強を進めればいいかわからない場合、授業時間以外に質問ができる、映像授業があるなどサポートのある塾もありますので、入塾の参考にしてみてください。
最後に、夏期講習の料金を確認しましょう。
夏期講習は短期間に詰め込んで学力向上を目指すため、費用が高くなっており、注意が必要です。
夏期講習の料金は、個別指導塾の費用相場と、集団指導塾の費用相場で大きく異なります。
個別指導塾の夏期講習料金相場 | |
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小学生 | 30,000円~100,000円 |
中学生 | 40,000円~200,000円 |
高校生・高卒生 | 60,000円~200,000円 |
※料金は自社調べにより、あくまで参考にしてください。
個別指導塾は親身なサポートを受けることができますが、その分費用が高くなっています。
中学生・高校生では夏期講習費用が200,000円かかることもあるなど、かなり高額です。
集団指導塾の夏期講習料金相場 | |
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小学生 | 20,000円~50,000円 |
中学生 | 20,000円~150,000円 |
高校生・高卒生 | 50,000円~150,000円 |
※料金は自社調べにつき、あくまで参考にしてください。
集団塾は一度にたくさんの生徒を指導できるため効率がよく、その分安い費用で通塾することができます。
100,0000円以上の出費は決して安くはありませんが、個別指導塾と比べると比較的安価です。
夏期講習の費用相場は学年・目的・科目数・受講回数によっても異なりますので、料金を確認する際には細かくチェックする必要があります。
夏期講習を選ぶときの注意点は以下の通りです。
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大手の塾ともなれば、1つ講座を増やすごとに2~3万円費用が増えます。
そのため、あれもこれもと講座をとる前に、どれくらいの費用がかかるのか一度確認しましょう。
塾の費用については詳細がホームページに書いていない場合が多いため、直接塾に問い合わせて確認すると良いでしょう。
夏期講習では、短期的に学力向上を目指すため、お子さんの負担になってしまうことがあります。
学校の部活動や宿題との兼ね合いを考えて、受講科目数や受講回数を設定するようにしましょう。
夏期講習では、多くの宿題が出るため、予習復習を行わないと授業についていけなくなることがあります。
夏期講習期間だけで勉強した気になってしまい、自宅での時間をダラダラと過ごしてしまえば、総合的な学習効果は低くなってしまいます。
せっかく夏期講習に通うのなら、自宅でも学習し、実りのある夏休みにしましょう。
✔夏期講習を選ぶときは、まず目的に合ったものを探す
✔次に自分に合った授業形態やサポートを探す
✔そして料金を確認する
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小学生のお子さんの夏期講習を選ぶ際に最も重要なポイントは、指導形態です。
先にお伝えした通り、個別指導塾と集団塾にはそれぞれ特徴があり、お子さんの性格によって向き不向きが大きく異なってきます。
特に小学生は勉強に対する意識を形成する時期なので、お子さんの性格に合い、無理なくのびのびと学習できるような環境を選ぶ必要があります。
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中学生になると、本格的に部活に取り組むお子さんも多いでしょう。
熱心に部活に参加していると、スケジュールが合わず、通塾に時間を割くことが難しくなります。
そんな中学生のお子さんが十分に学習ができるよう、柔軟なスケジューリングを行ってくれたり、映像授業を提供していたりと、サポート体制が充実している塾を選ぶと良いでしょう。
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高校生の場合、大学受験に向けた勉強をする人がほとんどだと思います。
大学受験が目的であれば、志望校別の講座を提供している塾の夏期講習を選ぶのが最も効果的です。
講座の内容を確認せずに塾を選んでしまい、蓋を開けてみたら志望校の対策ができないとなると、夏期講習を受ける意味がなくなってしまいます。
細かい部分に思われるかもしれませんが、高校生が夏期講習を受ける際には講座内容までしっかりと確認しましょう。
✔小学生は指導形態で選ぶ
✔中学生はサポート体制で選ぶ
✔高校生は講座内容で選ぶ
夏期講習に通うのなら、学力を劇的に向上させ、周りと差をつけたいですよね。
ここでは、夏期講習での勉強方法をご紹介します。
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予習をする意味は、授業を受け身ではなく自発的に受けるためです。
教科書を先に読んでおくだけでも、授業内容が何か分かっているため集中して授業を受けることができ、自分の分からなかったことに注目して授業を聞くことができるので、理解度が各段に変わってきます。
復習は記憶を定着させるために行います。
人間の脳は一度聞いたことをその後、放置するとほとんど忘れてしまいますが、復習することで記憶の忘れ具合が少なくなり、しっかりと記憶に残るようになるのです。
夏期講習では自分の苦手分野を把握し、まずは基本問題が解けるようになることで実力をつけることが大切です。
夏期講習では勉強のプロが講師として指導してくれます。
自分のわからない分野については、積極的に質問をするようにしましょう。
夏期講習では、多くの塾や予備校で模試を受けることができます。
また、塾によっては、模試の結果を踏まえて今後の勉強方針を検定してくれるところもあります。
夏休みの内に模試を受けて自分の現状を把握しておき、その後の学習に繋げていくことはとても大切です。
✔効率的に知識を定着させるためには予習・復習
✔応用問題を解くためにも、まずは基本問題から
✔演習問題を繰り返して、実力をつける
個別教室のトライの基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形態 | 個別指導 |
対象地域 | 全国 |
個別教室のトライは小学・中学・高校生を対象としている個別指導塾です。
直営教室数全国No.1、指導実績120万人以上を誇り、満足度の高い塾です。
夏期講習では個人の目標や苦手な科目対策など、個人に合わせてオーダーメイドのカリキュラムを組むことができます。
授業のコースは高校受験・大学受験、苦手分野の対策ができるコースなど非常に種類が豊富なので、生徒に合った授業が用意されています。
トライでは講師から一方的に授業をするだけでなく、生徒から説明した内容の確認をしてもらうことで、理解度の確認や弱点の発見・対策をすることができます。
また、オンライン個別指導にいつでも切り替えることができるので、コロナ禍でも安心です。
トライでは、受講後も徹底したサポートを受けることができます。
トライでは、授業コースの種類が豊富なだけに値段が公表されていません。
生徒の目標や金額の要望などを、塾に問い合わせることで見積もりが算出されます。
詳しくは以下からお問い合わせください。
東京個別指導学院の基本情報 | |
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対象 | 小学生・中学生・高校生 |
指導形態 | 個別指導 |
対象地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県 |
東京個別指導学院は、首都圏を中心に展開するベネッセグループの個別指導塾です。
東京個別指導学院の夏期講習は、生徒が無理なく通えるよう、自由度の高い受講システムをとっています。
対面授業とオンライン授業の選択・切り替えが可能なシステムや、無料の授業振替制度で、部活などで忙しい人にも通いやすい夏期講習になっています。
また、教育大手ベネッセグループの長年の経験を生かした指導ノウハウを持った講師陣が生徒一人ひとりに向き合い、目標達成にアプローチします。
東京個別指導学院の夏期講習では、入会金が無料で、教材費は実費のみとなっています。
詳しい授業料は資料請求にて開示されますので、気になった方は以下からお問い合わせください。
ここでは、夏期講習を実施している大手予備校についてご紹介します。
河合塾の基本情報 | |
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対象 | 中学生・高校1年生~3年生・高卒生 |
展開地域 | 全国 |
指導形態 | 対面授業・ライブ授業 |
河合塾は小学生から高校生、高卒生と幅広い年代を対象としており、中学受験~大学受験勉強を中心としています。
授業は集団授業であり、自分の目的に合った講座を受講することができます。
授業日数は短期で集中するために5日となっており、最新の入試傾向を凝縮したテキストに要点を凝縮しています。
河合塾では「自分で考える力」を伸ばすために、これまで培ったノウハウと長年の問題分析に基づいたカリキュラムが導入されています。
例えば、早慶大を目指したハイレベルな講座、首都圏の私立大学で人気が高い明治大・学習院大・青山大・立教大などを目指した講座、医学部を目指した講座や国公立大を目指した講座などが様々な講座を選ぶことができます。
河合塾の夏期講習の料金(税込) | |
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入塾金 | 4,400円 |
一般生受講料 | 18,700円 |
塾生受講料 | 18,200円 |
注意点として高3・高卒生は4講座以上を組み合わせて受講する必要があります。
料金の詳細は学年により異なるので、詳細は塾に問い合わせてください。
駿台予備校の基本情報 | |
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対象 | 高校1年生~3年生・高卒生 |
展開地域 | 全国 |
指導形態 | 対面授業 |
駿台は大学受験を重視した塾となっており、大学受験を考えている現役生・卒業生を対象としています。
授業は集団授業スタイルとなっており、志望大・学力・進度に合わせたレベルで構成されています。
駿台予備校では、志望校ごとに講座がわかれているため、志望校対策が可能です。
レベルは3つに分かれており、東大・京大・医学部をはじめとする最難関大学を目指すスーパーαレベル、一橋大・早慶上智大のような難関大学を目指すスーパーレベル、国公立・私立大を目指すスタンダードレベルがあります。
駿台予備校の夏期講習の料金は、講座数によって異なります。
ここでは、国公立大学対策・私立大学講座の講座数5回の料金例をあげます。
駿台予備校の夏期講習5講座の料金(税込) | |
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入塾金 | 4,100円 |
一般生受講料 | 112,000円 |
塾生受講料 | 109,500円 |
駿台予備校の料金は学年や受講する講座の種類によっても異なります。
詳しくは公式サイトよりお問い合わせください。
ここでは、この記事で紹介した塾・予備校・家庭教師の夏期講習を比較していきます。
なお、料金は高校1年生が1講座受講する際の最低料金を比較しています。
塾・予備校・家庭教師 | 特徴 | 料金 |
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東京個別指導学院 | 自由度の高い受講システム | 資料請求にて開示 |
河合塾 | 5日間の短期集中プログラム | 18,200円〜 |
駿台予備校 | 充実した難関志望校対策 | 23,000円〜 |
※料金は自社調べによりあくまで参考にしてください。
こうして比較してみると、それぞれの塾・予備校・家庭教師の授業形態や料金には大きな違いがあることがわかりますね。
確実に志望校に合格したいなら駿台予備校と、求める条件に合った夏期講習の受講を検討してみてください。
✔河合塾は短期集中型
✔駿台は目的別に特化した講座が豊富
✔求める条件に合った学習サービスを選ぶことが大切
いかがでしたか?
夏期講習について、様々な塾について知ることはできたでしょうか。
夏期講習では、苦手対策や受験勉強など、自分の目的に合った講座を受けることで、効率良く勉強することができます。
また、自分に合った授業スタイルと料金を考えて選ぶことが大切です。
自分に合った夏期講習を選ぶことで、充実した夏休みにしましょう。
また、夏期講習の受講におすすめの塾・予備校・家庭教師の紹介もしましたので、こちらの記事がみなさんのより良い夏期講習選びに繋がれば幸いです。
「夏期講習の選び方」に関してよくある質問を集めました。
夏期講習の選び方としては、まず、夏期講習に行く目的を確認しましょう。目的によってどのようなサポートが必要なのかが見えてきます。次に、指導形態やサポートを確認しましょう。個別指導塾は手厚いサポートが受けられますが、価格が高いです。最後に価格を確認しましょう。夏期講習は全体的に高額なので、どのくらい費用が掛かるのか確認することが必要です。詳しくは記事に記載しています。ぜひ参考にしてみてください。
夏期講習で差をつけるためには、授業の予習復習をする・積極的に質問する・模試を受けることが大切です。授業の予習復習は毎授業行いましょう。また、積極的に授業に取り組み、志望校合格に向けて対策をすることが大切です。詳しくは記事に記載しています。